極端現象発生頻度マップ

 地球温暖化に伴って極端な気象現象(極端現象)の頻度や強度の増加が懸念される中、大雨等の極端現象の発生頻度等に関する、空間的・時間的に詳細な情報が求められています。
 気象庁では、こうした要望に応えるため、平成18年度、観測結果に基づく全国各地の極端現象の発生頻度や長期変化傾向をわかりやすい図表形式で示した「異常気象リスクマップ」の提供を開始しました。
 気候変動への対策に向けた社会のニーズが高まるなか、より活用しやすい情報とするために、推定手法や提供データ等の改善に取り組み、令和6年度末から、観測結果をもとにした推定値に加えて将来予測に基づく情報を充実させた「極端現象発生頻度マップ」にリニューアルして提供しています。

新着情報

  • 2025/3/26 「極端現象発生頻度マップ」の提供を開始しました。

使用上の注意事項

  • 個々の地点・格子の値ではなく、周辺の複数の地点を含むより広い範囲の大まかな分布に着目してご覧ください。
  • このページの「観測結果」は、これまでの観測結果をもとにした推定値であり、地球温暖化の進行に伴って、推定結果が今後変わり得ることに注意が必要です。
  • このページの「将来予測」は、気候モデルによるシミュレーション結果等に基づく推定値を示していますが、気候モデルは計算機(コンピュータ)上に擬似的に地球の気候を再現するものであることから、現実の大気の運動等を完全に表現できるものではなく、将来予測には不確実性を含みます。特定の地点・格子などローカルな将来予測には大きな不確実性が伴うため、ある程度の広がりを持つ領域としての利活用をお願いします。
  • 極端現象発生頻度マップは、何年かに一回の確率で発生する極端な大雨の強度や頻度等を示したもので、災害の強度や頻度を直接示すものではありません。災害の発生はそれぞれの地域の地形や地質などにもよるため、比較的少ない降水量で災害が発生する場合もあります。また、示されている降水量が各々の頻度(100年に一回など)で必ず発生することを意味するものでもありません。詳細は確率降水量に関するQ&Aを参照ください。

極端現象発生頻度マップ

解説・参考

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