気候系監視速報 ~気候系の診断情報~

 気象庁では、世界各地で起こった異常気象、それをもたらしたと考えられる大気大循環、海洋の状態等気候系を監視しています。これらの監視結果に基づき、月々の気候系の特徴をとりまとめた「気候系監視速報」を作成しています。
 なお、年間の異常気象・天候や気候系の特徴に関する総合的な情報は「気候変動監視レポート」をご覧ください。

気候系の特徴(2020年5月)

  • 世界の月平均気温偏差は、1891年の統計開始以降5月として最も高かった。
  • 全国的に月平均気温が高く、特に北・東・西日本でかなり高かった。月降水量は沖縄・奄美でかなり多い一方、東日本日本海側でかなり少なかった。
  • 中央シベリア北部〜中央アジア北東部、東アジア南部〜東南アジア中部、ヨーロッパ西部〜北アフリカ北西部、中央アフリカ西部〜コンゴ共和国南部、コロンビア北西部、ブラジル北東部で異常高温、ヨーロッパ東部〜中部で異常低温となった。
  • 太平洋赤道域の海面水温は、中部から東部にかけて顕著な負偏差だった。
  • 熱帯の対流活動は、インド洋赤道域の中部〜南インド洋熱帯域の東部で活発、南シナ海〜フィリピンの東、ニューギニア島の東〜南太平洋熱帯域の中部で不活発だった。
  • 500hPa高度をみると、ヨーロッパ西部、西シベリア、アラスカの北で正偏差、ヨーロッパ東部、北太平洋北部で負偏差となった。北大西洋北部〜ユーラシア大陸北部では波列パターンが卓越した。
  • 200hPa風速をみると、亜熱帯ジェット気流はユーラシア大陸南部で平年の位置と比べて南寄りを流れた。日本付近〜北太平洋では偏西風が平年より強かった。

気候系監視速報


<過去分:2007年3月~2020年4月>

2011年1月号までは旧平年値(1979〜2004年平均値)に基づいて記述しています。
2014年1月号まではJRA-25/JCDASによる大気循環場データに基づいて記述しています。


項目別の詳細情報

大気の循環・雪氷・海況図表類

関連情報

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