「10分で防災」とは、短時間で命を守る防災を学習するプログラムです。
防災と聞くと、難しいイメージが先行してしまいます。何をしていいのか分からない方も多いのではないでしょうか。私たちは、10分でも良いから、自然災害や自分たちの住んでいる町の危険について、子どもたち自身が考えて話し合う機会をつくることが、防災の第一歩として重要であると考えています。
災害は毎年どこかで発生しています。ニュースを見聞きしたときなどに、災害を自分のこととして考える「きっかけ」となることを期待しています。
※コンテンツの利用に関する資料(テキストや学習指導案など)は『防災教育教材集』のページにも掲載しています。
災害に遭遇した時々でその対応は異なることから、「10分で防災」では正解を用意していません。以下3つのステップで話し合ったことが、「みんなの防災」になります。
通学路のそばを流れる小川。用水路や道路のマンホール。
普段は何でもない場所が、突然の大雨で、命を落とす場所に変わることがあります。
「まさか!」と思うかもしれませんが、大雨などの自然現象で毎年のように人が亡くなっています。
人には、「たぶん大丈夫」「自分は大丈夫」と自分に都合よく考えてしまう傾向があります(「正常化の偏見」とよばれる)。
このような考えを捨てて、「自分の身は自分で守る」ことを子どもたちに教えてあげてください。
ここでは小学校での実施例を紹介します。小学5年生の理科「台風と天気の変化」で授業の最後に実施するような例です。なお、ここで用いた資料はすべてこちらからダウンロードが可能です。
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考えてみよう1 |
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みんなで話し合う |
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発表 |
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考えてみよう2 |
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みんなで話し合う |
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発表 |
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ふりかえり |
(謝辞)実施にあたり、福岡市立笹丘小学校、直方市立第三中学校、大牟田市立みなと小学校、福岡県立輝翔館中等教育学校、赤村立赤中学校、永田健太郎氏(気象予報士)にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
福岡管区気象台 地域防災推進課 (電話 092-725-3614)