活火山は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」とされています。日本全国では111の活火山が、群馬県には5つの活火山(浅間山、草津白根山、日光白根山、赤城山、榛名山)があります。
このうち、近年噴火活動を繰り返している浅間山と草津白根山、地震活動などから過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている日光白根山は、火山噴火予知連絡会によって「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」に選定されており、 地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、監視カメラ等の観測施設を整備し、大学等関係機関の協力も得て、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。 赤城山や榛名山も計画的な調査観測を実施しており、必要が認められる場合は火山活動をより詳細に把握するために観測体制を強化します。
このような観測・監視の成果を用いて火山活動の評価を行い、噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報、噴火速報、火山活動解説資料、噴火に関する火山観測報、降灰予報等を発表し、地方公共団体や住民に注意・警戒を呼びかけています。