1927年(昭和2年)3月7日、京都府北部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が発生し、京都府に甚大な被害をもたらしました。
日本海側では、この北丹後地震以外にも過去に大きな地震が何度も発生しており、津波により京都府北部に被害が発生したこともあります。
過去の災害から学び、地震・津波に備えていただき、日頃の災害対策や見直しにご活用ください。
1927年(昭和2年)3月7日、京都府北部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が発生し、京都府に甚大な被害をもたらしました。
日本海側では、この北丹後地震以外にも過去に大きな地震が何度も発生しており、津波により京都府北部に被害が発生したこともあります。
過去の災害から学び、地震・津波に備えていただき、日頃の災害対策や見直しにご活用ください。
北丹後地震は京都府北部を震源とする陸域の浅い地震で、宮津測候所、豊岡測候所(兵庫県)で震度6を観測しました。
「被害は丹後半島の頸部(半島の付け根)が最も激しく、その他淡路島の北半で土塀の崩壊、家屋の小破。大阪の鶴町で道路の地割れから泥水を噴出し浸水家屋あり。 鳥取市で傷1、米子で家屋倒壊2、破損2、西伯郡で土蔵倒壊1、境で破損1があった。また、滋賀・岡山・福井・徳島・三重・香川・奈良各県で小被害があった。」(日本被害地震総覧による)
注:震度階級に震度7が導入されたのは1949年からです。震度5と6に強と弱が設けられ、震度階級が10段階になったのは1996年以降です。
| 発生年日時 | 1927年(昭和2年)3月7日 18時27分 |
| 震央 | 北緯35度37.9分 東経134度55.8分 |
| 深さ | 18km |
| 地震の規模(M) | 7.3 |
| 最大震度 | 6 (注:当時の震度階級の最大) |
震源は気象庁地震カタログによる
昭和二年参月七日北丹後地震報告より抜粋
昭和二年参月七日北丹後地震報告より抜粋
昭和二年参月七日北丹後地震報告より抜粋
京都府の宮津で震度6、京都で震度5を観測した他、兵庫県の豊岡で震度6、福井県、奈良県、広島県でも震度5を観測しました。 また、東北地方から九州地方にかけて震度4~1を観測しました。
| 府県 | 最大震度 | 観測地点 |
| 京都府 | 震度6 | 宮津測候所 |
| 震度5 | 京都中京区西ノ京 | |
| 兵庫県 | 震度6 | 豊岡市桜町(旧) |
| 震度5 | 洲本市小路谷 | |
| 福井県 | 震度5 | 福井市豊島、敦賀市松栄町 |
| 奈良県 | 震度5 | 奈良市半田開町(旧) |
| 広島県 | 震度5 | 福山市松永町 |
注:震度階級に震度7が導入されたのは1949年からです。震度5と6に強と弱が設けられ、震度階級が10段階になったのは1996年以降です。
北丹後地震の発生後、地震活動が一時的に活発となりましたが、時間の経過とともに次第に減衰しました。
北丹後地震が発生する2年前の1925年には北但馬地震が発生し、兵庫県を中心に大きな被害が発生しました。
震央分布図(M≧5.0、深さ0~60km)
左図内の規模別地震活動経過図
北丹後地震が発生した1927年3月7日より前をピンクにして区別しています。
震央分布図中の茶色の線は地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を示しています。
昭和二年参月七日北丹後地震報告より抜粋
被害の激しかったのは丹後半島の頸部(半島の付け根)付近でした。京都府内では2,885人の尊い命が奪われました。
| 府県名 | 郡名 | 死者 | 負傷者 | 住宅全潰 | 住宅半潰 | 住宅全焼 | 非住家全潰 | 非住家半潰 | 非住家全焼 |
| 京都府 | 与謝 | 575 | 1,324 | 1,861 | 1,666 | 416 | 3,863 | 2,462 | 690 |
| 中 | 1,492 | 3,590 | 1,318 | 1,524 | 991 | 1,671 | 1,859 | 462 | |
| 竹野 | 812 | 2,608 | 1,570 | 888 | 612 | 1,483 | 726 | 476 | |
| 熊野 | 6 | 73 | 150 | 525 | 461 | 869 | |||
| 京都府合計 | 2,885 | 7,595 | 4,899 | 4,603 | 2,019 | 7,478 | 5,916 | 1,628 | |
| 兵庫県 | 城崎 | 50 | 40 | 191 | |||||
| 出石 | 3 | 5 | 3 | ||||||
| 美方 | 3 | 5 | |||||||
| 兵庫県合計 | 6 | 85 | 80 | 250 | |||||
| 大阪府 | 21 | 126 | 45 | 74 | |||||
| 総計 | 2,912 | 7,806 | |||||||
被害数は、日本被害地震総覧による。
京都府測候所(当時)が発行した北丹後地震の調査報告書です。北丹後地震について、被害写真も含め詳細に調査、記録されています。
気象台では過去の大きな地震について、関係する気象台のホームページに掲載しています。
過去の災害から学び、地震・津波に備えていただき、日頃の災害対策や見直しにご活用ください。
気象庁ホームページでは地震や津波から身を守るためにどうしたらいいかを解説しています。
これらのサイトをご覧いただき、地震への備えを改めて確認してください。