<データの概要>
高解像度降水ナウキャストは、5分間の降水量と降水強度の分布を 250m 四方の細かさで 30 分先まで、35 分から 60 分先までは1km 四方で予報するもので、5 分毎に更新しています。
全国 20 カ所の気象ドップラーレーダーのデータに加え、気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する全国約 10,000 カ所の雨量計の観測データ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測データ、国土交通省レーダ雨量計のデータも活用しています。
また、降水雲の内部を立体的に解析することにより予測精度向上を図っています。
竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻やダウンバーストなど激しい突風の発生する可能性を、気象ドップラーレーダーの観測と数値予報を組み合わせて判定し、発生確度1及び2として表します。
10km 四方で解析した結果を分布図で表示し、1 時間後までの移動予測と合わせて 10 分ごとに常時提供します。
雷ナウキャストは、雷の活動度を 1~4 で表します。1km 四方で解析した結果を分布図で表示し、1 時間後までの移動予測と合わせて 10 分ごとに常時提供します。
雷の活動度は、雷監視システムによる雷放電の検出及びレーダー観測や気象衛星を基に、雷の激しさを表したものです。
予報は、解析結果の移動予測が主な手法ですが、雷雲の盛衰の傾向も加味します。
降水短時間予報は、雨量の実況分布と解析雨量による雨域移動速度、地形による雨雲の発達や衰弱などから雨量を予測し、数値予報による予測と組み合わせて6時間先までの各1時間雨量を1km 四方で予報します。
降水短時間予報は 30分ごと、速報版降水短時間予報は 10 分ごとに作成します。
また、7時間先から15 時間先までは、5km 四方で1時間ごとに予報します。
高解像度降水ナウキャスト、竜巻発生確度ナウキャスト、雷ナウキャストは気象庁ホームページの「雨雲の動き」ページで確認することができます。
降水短時間予報は気象庁ホームページの「今後の雨」ページで解析雨量と連続して確認できます。
解説ページ
○高解像度降水ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/highres_nowcast.html
○竜巻発生確度ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-1.html
○雷ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder2-1.html
○降水ナウキャスト、降水短時間予報
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/kotan_nowcast.html
<データの詳細リンク先>
ご利用の際、フォーマットなどの詳細は以下の「気象庁情報カタログ」のページでご確認ください。
○降水等のナウキャスト
https://www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/catalogue/make_product_page.cgi?id=Nowcast
○降水短時間予報
https://www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/catalogue/make_product_page.cgi?id=KosuiTan
<入手方法>
降水等のナウキャスト、降水短時間予報の画像は気象庁ホームページから入手可能です。
降水等のナウキャスト:雨雲の動き
https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/
降水短時間予報:今後の雨
https://www.jma.go.jp/bosai/kaikotan/
バイナリデータや過去のデータなど、大きな容量のデータをまとめて入手したい場合には、気象業務支援センターから入手できます。