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日本近海の海流

平成30年8月10日発表 (次回発表予定  8月20日)
気象庁地球環境・海洋部

診断(2018年8月上旬)

  • 黒潮は大蛇行しています。
  • 黒潮は、都井岬、足摺岬で接岸して、室戸岬、潮岬で離岸して流れています。
  • 黒潮は、潮岬の南の北緯32.5度、東経135度付近から東に流れ、東経136.5度付近から南東に流れ、北緯30.5度、東経138度付近から北東に流れ、八丈島の南を通って、北緯33度、東経140.5度付近から北に流れ、北緯35度付近から東北東に流れ、北緯36度、東経143度付近から東南東に流れています。房総半島では接岸して流れています。
  • 親潮の南限位置は、東経148度以東に後退し、親潮の面積は平年よりかなり小さくなっています。
  • 対馬暖流の勢力は、平年より強くなっています。

日本近海の深さ100mの水温分布図(8月9日)
日本近海の深さ100mの水温分布図(8月9日)

この図の水温は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流

2018年8月上旬の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりです。

表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況と見通し
海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注)
沖縄本島から北西沖の黒潮までの距離(※1 170km付近
トカラ海峡の黒潮の通過緯度/向き(※1 北緯30.1度 / 南東
都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1 接岸 接岸
足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1 接岸 接岸
室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸
潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸
東海沖の黒潮流路の最南位置(※2 北緯30.5度、東経138度付近 北緯30.5度、東経138.5度付近
伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1 八丈島の南 三宅島付近
房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1 接岸 接岸が続くが離岸する時期がある
その他の顕著な現象 熊野灘に暖水域が、東海沖の北緯32.5度、東経138度付近、奄美群島の南東の北緯27.5度、東経130度付近、先島諸島の南の北緯22.5度、東経123.5度付近に冷水渦が、沖縄本島の南の北緯24.5度、東経127.5度付近、先島諸島の南西の北緯23.5度、東経123度付近に暖水渦が、それぞれみられる

(注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

日本の東と日本海の海流

2018年8月上旬の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりです。

表2:日本の東と日本海の海流の実況と見通し
項目 実況 向こう1か月の見通し(注)
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3 東経148度以東に後退(北緯41.5度、東経148.5度付近) 東経 148 度以東に後退
親潮の沖合の分枝の南限位置(※3 なし なし
その他の親潮系冷水の位置 北緯41.5度、東経144度付近(図中A)
親潮の面積(※4 平年よりかなり小さい 平年よりかなり小さい
津軽暖流の東端の経度(※5 東経143度付近(平年並)(図中B)
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※6 北緯37.5度付近(平年より北)(経度は東経144度付近)(図中C)
その他の日本の東の海流 津軽海峡の東の北緯41.5度、東経142.5度付近、本州東方の北緯38.5度、東経143.5度付近、釧路沖の北緯42度、東経147度付近に暖水渦がみられる
日本海の海流 対馬暖流は、山陰沖西部を北東に流れ、隠岐の北の北緯37度、東経133.5度付近から東南東に流れ、若狭湾沖の北緯36度、東経135度付近から北東に流れている
能登半島の西の北緯37度、東経136度付近から北に流れ、能登沖の北緯38.5度付近から東北東に流れ、秋田沖の北緯40度、東経139度付近から北東に流れて津軽海峡に達している
対馬暖流の勢力(※7 平年より強い 平年より強い

(注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

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