甲府地方気象台では、季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を把握するため、初霜・初氷・初雪及び富士山と甲斐駒ヶ岳の初冠雪の観測を行っています。 今年と昨年の記録は下の表の通りです(平年は2020年平年値)。 なお、観測方法の変更に伴う措置や統計の期間について、このページの下の補足説明・用語解説に主なものを掲載しています。 例えば、初雪の最早・最晩は、2019年からの観測方法の変更に伴い統計を切断しています。
気候・気象観測統計
このページでは、気候や気象観測統計に関する事項をご案内します。
目次
季節現象の観測の記録
現象 | 2025寒候年 | 2024寒候年 | 平年 | 最早 | 最晩 |
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富士山の初冠雪 | 2024年11月7日 | 2023年10月5日 | 10月2日 | 2008年8月9日 | 2024年11月7日 |
甲斐駒ヶ岳の初冠雪 | 2023年11月13日 | 10月30日 | 1951年9月26日 | 1993年11月24日 | |
初霜 | 2023年11月14日 | 11月8日 | 1922年10月12日 | 2015年11月27日 | |
初氷 | 2023年11月14日 | 11月13日 | 1988年10月14日 | 2003年12月4日 | |
初雪 | 2024年1月2日 | 12月11日 | (1922年11月16日) | (1916年2月7日) |
生物季節観測の記録
気象庁では、季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を把握するため、全国の気象官署で統一した基準により植物の状態が季節によって変化する現象について生物季節観測を行っています。 甲府地方気象台における今年と昨年の観測記録は下の表(平年は2020年平年値)の通りです。 なお最早・最晩以外の起日については、年界を越えて翌年にずれ込んで発生した現象についても、当年の欄に発生年月日を記述しています。
種目 | 現象 | 2024年 | 2023年 | 平年 | 最早 | 最晩 |
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うめ(白梅) | 開花 | 2024年2月16日 | 2023年2月17日 | 2月24日 | 1981年1月24日 | 1984年3月15日 |
そめいよしの | 開花 | 2024年3月29日 | 2023年3月17日 | 3月25日 | 2023年3月17日 | 1984年4月12日 |
そめいよしの | 満開 | 2024年4月5日 | 2023年3月24日 | 4月2日 | 2002年3月22日 | 1984年4月16日 |
あじさい | 開花 | 2024年6月11日 | 2023年6月9日 | 6月22日 | 2023年6月9日 | 2006年7月8日 |
すすき | 開花 | 2024年8月26日 | 2023年8月28日 | 8月24日 | 1979年7月29日 | 1989年9月15日 |
いちょう | 黄葉 | 2023年11月28日 | 11月17日 | 1957年10月24日 | 2019年12月2日 | |
いちょう | 落葉 | 2023年12月12日 | 12月2日 | 1965年11月6日 | 2013年12月13日 | |
いろはかえで | 紅葉 | 2023年11月28日 | 11月29日 | 1953年10月11日 | 2015年12月7日 | |
いろはかえで | 落葉 | 2023年12月18日 | 12月18日 | 1953年10月16日 | 2021年1月27日 |
●これまでの記録
・生物季節観測の情報(気象庁ホームページ)
●お知らせ
・令和4年(2022年)12月1日にそめいよしのの標本木を変更しました(令和5年1月11日付甲府地方気象台発お知らせ関連)。
山梨県気象旬報
山梨県気象旬報は、県内における気象観測の記録・統計等を旬ごとにまとめた資料です。掲載しているデータは速報値であり、後日訂正することがあります。
- 2024年10月下旬[PDF](2024年11月1日掲載)
- 2024年10月中旬[PDF](2024年10月21日掲載)
- 2024年10月上旬[PDF](2024年10月11日掲載)
●お知らせ
・令和5年4月から農業気象速報の名称を「山梨県気象旬報」に変更しました。
・農業気象災害が起きやすい気象条件等を解説した「農業に役立つ気象情報の利用の手引き(関東甲信地方版)」は、令和5年3月に掲載を終了しました。
●農業気象について
気象庁から提供する情報の中には、農業分野に役立つ様々な気象情報があります。気象情報を上手に使うことで、天候による農作物へのリスクを減らす、気象災害から農作業者の身を守るなどの効果があります。詳しくは、農業気象のページや農業に役立つ気象情報の利用の手引きのページに掲載しています。
山梨県の気象概況
山梨県の気象概況(月報)は、県内における気象観測の記録・統計や警報・注意報の発表状況等についてまとめた資料です。毎月発行しています。なお、掲載しているデータは速報値であり、後日訂正することがあります。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 2024年 |
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2023年 | ||||||||||||
2022年 |
四季の天候
山梨県の春(3月~5月)、夏(6月~8月)、秋(9月~11月)、冬(12月~翌年2月)の天候の特徴・概況や気象観測の記録・統計をまとめた資料です。なお、掲載しているデータは速報値であり、後日訂正することがあります。
気象年報
山梨県気象年報は、県内における天候の概況、気象観測の記録・統計、警報・注意報の発表状況等についてまとめた資料です。なお、掲載しているデータは速報値であり、後日訂正することがあります。
- 山梨県気象年報 令和5年(2023年)[PDF]
- 山梨県気象年報 令和4年(2022年)[PDF]
- 山梨県気象年報 令和3年(2021年)[PDF]
●天気出現率について
大気現象、日降水量、日平均雲量から割り出した日別天気出現率は、東京管区気象台の天気出現率のページに掲載しています。
気候変動や地球温暖化に関する取り組み
甲府地方気象台では、気候変動や地球温暖化に関する知識の普及、情報の利用の促進、統計・調査に係る取り組みを行っています。
気候に関連する有識者会議
気象庁は、平成19年から「異常気象分析検討会」を運営しています。 この検討会は、平成18年豪雪のような社会経済に大きな影響を与える異常気象が発生した場合に、大学・研究機関等の専門家の協力を得て、異常気象に関する最新の科学的知見に基づく分析検討を行い、その発生要因等に関する見解を迅速に公表することを目的としています。 (異常気象分析検討会のページへ)
補足説明・用語解説
気候・気象観測統計に関する補足説明や用語解説です。詳しくは知識・解説のページに掲載しています。
●初雪の統計について
2019年2月以降の甲府地方気象台における初雪の観測は、目視観測から「観測機器による自動観測」に変更しています。
このため、初雪の平年値は、観測方法の変更前の目視観測データを自動観測相当データで補正した値となっています。
また、統計開始からの極値・順位値(雪の初終日の最早・最晩)の統計を切断しています。
詳しくは、気象観測統計の解説の「3.4.1(12) 大気現象」に記載しています。
●寒候年について(年の統計)
寒候年の統計は、特に断りがない限り、前年8月から当年7月までの1年間について行います。
これは降雪の深さや積雪の深さなど、主に冬季に観測する要素については年をまたいで統計を行う必要があるためで、例えば2003年8月から2004年7月までの1年間を2004寒候年といいます。
●暖候期と寒候期(季節の統計)
寒候年とは別に、前年の秋頃から当年の春頃に至る期間を「寒候期」といいます。
統計期間は特に断りがない限り、10~3月です。また、春頃から秋頃に至る期間を「暖候期」といいます。統計期間は特に断りがない限り、4~9月です。
このページに関するお問い合わせ先
甲府地方気象台 担当:調査官
電話番号:055(222)9101