紫外線の経年変化
診断
国内の紫外線
つくばの地表に到達する紫外線量注)は、1990年の観測開始以降増加しており、10年あたり33.0kJ/m2の増加となりました(信頼水準99%で統計的に有意)。
太陽から地球に到達した紫外線は、大気を進む間に、成層圏オゾンやエーロゾル(大気中の浮遊微粒子)、雲などによる吸収や散乱の影響を受けて、しだいに減衰します(紫外線の性質を参照)。
つくばのオゾン全量は、1990年代から2000年代前半にかけて緩やかに増加したあと、近年は有意な長期変化傾向はみられません。紫外線量が増加傾向を示すのは、エーロゾルが減少したことが影響していると考えられています(UNEP、2022)。
注)ここでは紫外線量として紅斑紫外線量の年積算値を用いている。

つくばの紅斑紫外線量年積算値の経年変化
つくばにおける紅斑紫外線量年積算値の観測開始からの経年変化を示す。
●印:紅斑紫外線量の年積算値を示す。
〇印:年積算の計算に用いる月平均値の中に1か月の日別観測数が20日未満の月が含まれることを示す。
直線:期間全体の長期変化傾向(トレンド)を示す。
本グラフのデータを以下に掲載します。なお、データの見直しなどで値が変わることがありますので、最新のものをご利用ください。
つくばの紅斑紫外線量年積算値の経年変化のデータ(csv形式:約680B)
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では、UVインデックスが8以上の場合、日中の外出を控えるなど特に配慮が必要としています。
つくばでは、観測を開始した1990年以降、日最大UVインデックス8以上の日が増加しており(信頼水準99%で統計的に有意)、10年あたり13日の増加となりました。
日最大UVインデックス8以上の年積算日数の増加傾向の要因は、紅斑紫外線量年積算値と同様、エーロゾル等の影響が考えられます。

つくばの日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の経年変化
つくばにおける日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の観測開始からの経年変化を示す。
●印:日最大UVインデックスが8以上の年積算日数を示す。
〇印:日最大UVインデックスがその月の20%以上欠測となった月が一つ以上(資料不足値)であることを示す。
なお、過去に日最大UVインデックス8以上が観測されていない月(1~3月、10~12月)は資料不足値の判定対象としていない。
直線:期間全体の長期変化傾向(トレンド)を示す。
本グラフのデータを以下に掲載します。なお、データの見直しなどで値が変わることがありますので、最新のものをご利用ください。
つくばの日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の経年変化のデータ(csv形式:約560B)
参考文献
UNEP、2022: Environmental Effects of Stratospheric Ozone Depletion, UV Radiation, and Interactions with Climate Change: 2022 Assessment Report.関連情報
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