当時の気象庁や気象台の対応/現在の気象庁の地震・津波の仕事

地震による被害及び地震動の調査

 気象庁及び福岡管区気象台は、地震発生当日(3月20日)に、被害の大きかった地域へ職員を派遣し、地震による被害状況等の調査を行いました。翌日(21日)から、震源に近く最も被害の大きかった玄界島で調査及び臨時の震度計の設置を行いました。 また、玄界島だけではなく県内の沿岸地域等の調査や、九州地方整備局のヘリによる上空からの調査も実施しました。そのほか、佐賀県や大分県についても地元の気象台が調査を行いました。
福岡県内の現地調査地点
福岡県内の現地調査地点(で示した箇所)
なまずはれるん

当時の様子を写真で見てみよう。詳しい説明は写真をクリックしてみてね。

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調査以外の気象台の仕事

女の子

現地調査のほかに、気象台はどんなことをしていたのかな?

なまずはれるん

現地では、調査以外にもいろいろな活動をしたよ。

○玄界島へ臨時の震度計を設置

 地震活動の一層的確な把握に基づく防災機関の円滑な初動対応や、住民の方々へ詳細な情報提供のため、玄界島漁村センターに臨時の震度計を設置しました。

①の地点(西区玄界島)

震度計設置作業

震度計設置作業

○被災地における救助活動等の支援

 福岡管区気象台から玄界島現場本部に職員を派遣し、地震活動及び気象状況の解説や支援資料の提供を行い、被災地における救助活動や応急対策を支援しました。
①の地点(西区玄界島)
現場本部の様子
現場本部の様子
現場本部の様子

○避難所への気象情報等の提供

 避難された方々へ、気象庁ホームページや福岡管区気象台ホームページを通して気象情報等を提供するため、大型ディスプレイを設置しました。
福岡市九電記念体育館(中央区)
大型ディスプレイ設置作業

大型ディスプレイ設置作業

避難所となった福岡市九電記念体育館

避難所となった福岡市九電記念体育館
(福岡市ホームページより)

なまずはれるん

このほか、気象庁や福岡管区気象台は、地震発生直後から地震や津波の情報を発表したり、一連の地震活動の状況を解説するため、報道発表等や地震解説資料の作成をしたりしたんだ。

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地震や津波の監視と情報発表

なまずはれるん

現在、地震や津波の監視・情報発表までの一連の作業は東京・大阪の2拠点で実施しているんだ。

~2022年3月25日12時08分に発生した福島県沖の地震(最大震度4)の緊急作業~

気象庁本庁地震津波監視・警報センターオペレーションルームの映像 [mp4形式:251MB]


なまずはれるん

2024年1月1日に発生した石川県能登地方の地震や、同年8月8日に発生した日向灘の地震でも、地震発生後、速やかに津波警報等や地震情報を発表したんだよ。

情報発表の流れは次の図のとおりだよ。

地震及び津波に関する情報発表の流れ

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気象庁から発表する地震・津波関連の情報等

なまずはれるん

地震が発生すると、気象庁から様々な情報が発表されるんだ。

なまずはれるん

これらの情報は防災機関の初動対応、被害地域の確認等のほか、住民の避難や救助のために活用されているよ。

身を守る方法についても確認してみてね。

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