キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

 
気象庁ロゴ伊豆大島火山防災連絡事務所
 トップページ  伊豆大島火山について  伊豆大島火山の情報  伊豆大島火山の監視 サイトマップ 

伊豆大島火山の監視




伊豆大島火山の監視

気象庁は、札幌・仙台・東京・福岡の各火山監視・警報センターで、全国110の活火山の活動状況を監視していま

す。このうち50火山(平成28年12月現在)については、他機関(大学等研究機関や自治体・防災機関等)の協力を得

ながら、地震計、GNSS、傾斜計、空振計、監視カメラなどにより、24時間体制で常時監視しています。この他の火山

も、定期的または必要に応じて、現地で機動観測を行い、活動状況を把握しています。

 伊豆大島火山は東京火山監視・警報センターにおいて24時間体制で常時監視しています。また、毎月現地観測を行

い、詳細な活動状況を調査しています。
 
 これらの結果に基づき、伊豆大島火山では全国の他の活火山と同様に、居住地域や火口周辺に影響が及ぶような噴

火の発生が予想された場合は、噴火警報を発表します。また、噴火警報を解除する場合や、火山活動の静穏な状態が

続くことをお知らせする場合には、噴火予報を発表します。

  

   現在の噴火警報・予報はこちらです。

                                                              ページの先頭に戻る

伊豆大島火山の観測
 
 気象庁では、伊豆大島火山を監視するため、震動観測、地殻変形観測、遠望観測、現地観測を行っています。

 各観測の説明は、以下の通りです。




  • 震動観測

  地震計を設置して、火山及びその周辺で起こる地震(火山性地震)や火山性微動を観測することです。

  火山及びその周辺では地下のマグマの量が変化したり、移動したりすることで、地殻の変形などにより震動が発

 生します。震動観測は、その震動の性質、発生場所、起こり方など、火山活動との関係を調査することで、現在の

 火山活動状況や地下の状況を把握し、活動の監視を行うことを目的としています。

  気象庁では、島内に地震計を5ヶ所設置しています。



  • 火山性地震とは

   火山体または火山付近で発生し、一般に震源は浅く、地下の火山活動に伴って起こる地震です。
  
   火山性地震にはA型地震、B型地震、爆発地震などがあります。

   A型地震は、P波、S波が明瞭で、周期が短く(つまり高周波で)、一般の地震とほとんど同じ波形を示すも

  のを指します。P-S時間(P相とS相の発現時間の差)が数秒以内の地震を火山性地震として、一般の地震と

  区別されています。伊豆大島火山では、カルデラ内にある地震計でP-S時間が2秒以内の地震を火山性地震と

  しています。A型地震は、マグマの活動に伴う岩盤の破壊現象によるものです。伊豆大島で時折起こる地震の多

  発は、このA型地震によるものです。

   B型地震は、PS相の識別及び発現時の判定が困難で、その周期は、A型地震のものと比べて一般に長いで

  す。B型地震は、マグマの発砲などが原因で起こると考えられています。伊豆大島火山ではB型地震の発生回数

  はA型地震に比べて極めて少ないです。

   爆発地震は、爆発的噴火に伴う地震で、その規模が一般的に他の火山性地震より大きく、初動がすべて押しで

  あるという特徴があります。空振や特殊な表面波も記録されることがあります。


  • 火山性微動とは

   火山付近で、火山活動に起因する連続した震動のことです。

  火山性地震とは異なり震動が数十秒から数分、時には何時間も継続します。
 
   マグマ溜りや火道内でのマグマや火山ガスの固有振動、マグマが地割れの中を移動する際に起こす振動等が微

  動の原因と考えられています。火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測されます。

   伊豆大島では、1986年の噴火の4ヶ月前から間欠的な火山性微動が観測されるようになり、10月下旬には連続

  微動となり、11月15日に噴火が始まりました。この噴火前の火山性微動は、マグマの上昇によって熱せられた地

  下水の沸騰あるいは火山ガスの移動によるものと考えられています。また、山頂噴火に伴う火山性微動も観測さ

  れました。



  • 地殻変形観測

  火山の地殻の傾斜変化や地形変化を、傾斜計や光波距離計、GNSS、体積ひずみ計などにより観測すること

  です。火山は地下のマグマの活動によって、地盤の隆起や沈降といったことが生じやすく、これに伴って生ずる

  地盤の傾斜変動または地形変化を観測することで、火山活動の動向を知ることができます。

   伊豆大島火山ではGNSSによってマグマの蓄積に伴う島全体の長期的な膨張が捉えられています。また、短
 
  期的にはおおよそ地震が多発する時期に島全体の膨張が観測されています。

   気象庁では、島内に傾斜計を3ヶ所、GNSSを3ヶ所、光波距離計を1ヶ所、体積ひずみ計を1ヶ所設置し

  て連続観測を行っています。

   また、伊豆大島火山防災連絡事務所では、GNSS繰り返し観測とTS繰り返し観測をそれぞれ年3回定期的

  に行っています。




  • 遠望観測

    火山を定まった地点から遠望し、噴煙の高さ、色、噴出物(火山灰、噴石など)、火映などの発光現象等を観測すること

   です。伊豆大島火山では、外輪山の北西と三原山にある監視カメラを使って、東京火山監視・警報センターで24時間監視を

   行っています。また、伊豆大島火山防災連絡事務所でもその映像を分岐し、監視を行っています。


   現在の監視カメラと火口カメラの映像はこちらです。



  • 現地観測

   地表現象を主とする各種の火山現象について、現地付近で行う観測のことで、定期観測と臨時観測があります。

    伊豆大島火山防災連絡事務所では、定期観測として毎月三原山で調査観測(噴気観測、目視観測、熱観測)を行って 

   います。その結果は、毎月の火山活動解説資料の中で報告されます。

    臨時観測は、遠望観測や震動観測で異常が確認された場合、必要に応じて現地観測を行います。また、発見者通報に

   よる異常の事実確認のために現地観測を行う場合もあります。

   
   毎月の調査観測の詳細とその結果はこちらをご覧ください。



  気象庁の観測点配置図はこちらです。


                                                             ページの先頭に戻る

Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ