キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

太平洋十年規模振動(PDO)指数の変動

平成31年2月15日発表 (次回発表予定 平成32年2月17日)

気象庁地球環境・海洋部

診断

  • 2018年のPDO指数(年平均値)は+0.2でした。10年以上の長い周期の変動に注目するとPDO指数は2000年頃から2010年代前半にかけておおむね負の値で推移していましたが、2014年以降は正の値が続いています。
PDO指数の図

図1:PDO指数の推移(1901年〜2018年)

赤線が年平均値、青線はその5年移動平均値です。また、月毎の指数を灰色の棒グラフで示しています。

解説

 2018年のPDO指数(年平均値)は+0.2でした。
 数十年の長い時間規模では、PDO指数は1920年代後半から1940年代前半にかけてと、1970年代末から2000年頃にかけての期間はおおむね正の値(北太平洋中央部で海面水温が低い状態)、1940年代後半から1970年代半ばにかけてと、2000年頃から2010年代前半にかけての期間はおおむね負の値で推移していました。2014年以降の年平均値は正の値が続いていますが、2018年は値がゼロに近くなりました。PDOは日本を含む世界各地の天候や、地球温暖化の加速・停滞と関連している可能性が示唆されており、その変動を引き続き監視していく必要があります。

参考

PDO指数の定義

 PDO指数は、1901年から2000年までの期間について求めた北太平洋の20°N以北における海面水温偏差の経験的直交関数(EOF)第一モードに対して、月平均海面水温偏差(1901年から2000年までの平均値に対する差)を投影した係数で定義しています。ただし、地球温暖化の影響を取り去るため、EOF解析を行う前にそれぞれの地点の月平均海面水温偏差から全球平均海面水温偏差を除いています。その他、PDOに伴って表れる海面水温偏差の空間パターンや天候への影響については以下のページに記載しています。

第二モードの状況

 上記のEOF解析において検出される第二モードも十年~数十年規模の変動を示しています(図2)。PDO指数と同様にして求められる2018年の指数は+0.1でした。2000年頃から2010年頃にかけては指数がおおむね負の値で、2013年から2015年にかけては正の値で推移していました。第二モードの空間パターン等についても、太平洋の海面水温に見られる十年~数十年規模の変動のページで解説しています。

第二モードの指数の図

図2:第二モードの指数の推移(1901年〜2018年)

図の書式は図1と同様。

関連情報

関連する知識のページ

データ

過去の診断

このページのトップへ