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紫外線の経年変化

平成28年5月20日更新(次回 平成29年5月頃更新予定)

診断

国内の紫外線

 国内3地点(札幌、つくば、那覇)のうち、札幌とつくばの地表に到達する紫外線量注)は、1990年代はじめの観測開始以降、増加傾向が明瞭に現れており、 増加率はそれぞれ10年あたり3.5%、5.0%で統計的に有意(信頼度水準95%)でした。那覇では、1990年代に増加した後、2000年代以降は変化傾向がみられなくなりました。
 一方、この期間のオゾン全量は、1990年代半ば以降緩やかに増加しています。それにもかかわらず、 紫外線が増加傾向を示すのは、紫外線を散乱・吸収するエーロゾル(大気中の微粒子)の減少や天候の変化(雲量の減少)などが影響している可能性が考えられます。


注)ここでは紫外線量として紅斑紫外線量の年積算値を用いています。

紫外線経年変化
国内の紅斑紫外線量年積算値の経年変化

札幌、つくば、那覇における紅斑紫外線量年積算値の観測開始から2015年までの経年変化を示しています。 ●印は紅斑紫外線量の年積算値を示していますが、○印となっている年は年積算の計算に用いる月平均値の中に1か月の日別観測数が20日未満の月が含まれることを示しています。 また、統計的に有意な札幌とつくばの長期変化傾向を直線で示しています。




 環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では、UVインデックスが8以上の場合、日中の外出を控えるなど特に配慮が必要としています。
国内3地点(札幌、つくば、那覇)のうち、札幌とつくばでは、観測を開始した1990年代初め以降、日最大インデックスUV8以上の日が増加しており、増加率はそれぞれ10年あたり4日、10日で統計的に有意(信頼度水準95%)でした。 日最大UVインデックス8以上の年積算日数の増加傾向の要因は、紅斑紫外線量年積算値と同様、エーロゾル量や天候の変化が影響している可能性が考えられます。


紫外線経年変化
日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の経年変化

札幌、つくば、那覇における日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の観測開始から2015年までの経年変化を示しています。 日最大UVインデックスがその月の20%以上欠測となった月が一つ以上あれば、その年の年積算日数を資料不足値としています(図中の○印)。 ただし、過去に日最大UVインデックス8以上が観測されていない月(札幌は1~4月、10~12月、つくばは1~3月、10~12月、那覇は1月、12月)は積算の対象としていません。 また、統計的に有意な札幌、つくばの長期変化傾向を直線で示しています。


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