世界の異常気象速報(臨時)
世界の異常気象や気象災害のうち、顕著な事例について、その状況等を速報としてまとめた情報です。
過去に発表した情報は、以下のページからご覧になれます。
カナダから米国北部の寒波について | ||
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発表日 | 平成31年2月1日 | |
概要 | カナダから米国北部では、強い寒気を伴った大気上層の極うず*が南下した影響で、1月中旬後半から気温が平年に比べて著しく低くなっています。この寒波により、米国では7人が死亡したと伝えられています(1月31日時点、欧州委員会)。 *「極うず」:極域の上空に形成される寒冷で大規模な低圧部のこと。極うずは、偏西風の蛇行に伴い、分裂したり、平年の位置から南下することがあります。 | |
気象実況 (分布図) |
平均気温平年差の分布図(2019年1月25日~1月31日の7日間平均) 単位℃。各国気象局の通報に基づき、気象庁で作成。 地図中の赤丸は、気象実況(時系列図)で示された地点を表す。 |
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気象実況 (時系列図) |
(a)ハドソンベイ(カナダ・サスカチュワン州)、(b)ブランドン(カナダ・マニトバ州)、(c)ミネアポリス(ミネアポリス・セントポール空港、米国・ミネソタ州)、(d)シカゴ(米国・イリノイ州)における気温の時系列図(2019年1月16日~1月31日) 赤実線:日最高気温、緑実線:日平均気温、青実線:日最低気温、緑点線:日平均気温平年値。単位℃。各国気象局の通報に基づき、気象庁で作成。 |
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見通し | 米国海洋大気庁が1月31日に発表した予報によると、今週末にかけて寒気の影響は小さくなるものの、2週間程度先にかけては、再び寒気が南下して米国西部及び中部を中心に平年より気温が低くなる見込みとなっています。 (参考)米国海洋大気庁及びカナダ気象局が発表している予報は以下のURLで見ることができます。
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