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「世界の異常気象」に関する解説

 社会経済活動の国際化により、世界各国で発生する異常気象が、その国だけでなく、日本の社会経済にも大きな影響を与えるようになっています。また、地球温暖化やエルニーニョ現象等の気候変動により、世界的に異常気象が増加する可能性もあります。このため、気象庁では世界の異常気象等に関する情報を逐次提供しています。
 世界の異常気象のページでは週・月・季節・年ごとに、世界の異常気象の情報を掲載しています。 また、世界の異常気象速報(臨時)には、世界の異常気象や気象災害のうち、顕著な事例について、その状況等を速報的にとりまとめた情報を掲載します。 異常気象の事例には、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により社会的に大きな影響をもたらした現象について、その特徴と要因を分析した結果(報道発表資料)や、世界の異常気象速報(臨時)のpdf版を掲載します。

異常気象とは

 一般に、過去に経験した現象から大きく外れた現象で、人が一生の間にまれにしか経験しない現象を言います。大雨や強風等の激しい数時間の現象から数か月も続く干ばつ、極端な冷夏・暖冬なども含まれます。また、気象災害も異常気象に含む場合があります。 気象庁では、気温や降水量などの異常を判断する場合、原則として「ある場所(地域)・ある時期(週・月・季節)において30 年間に1 回以下の頻度で発生する現象」を異常気象としています。

「世界の異常気象」で用いる異常高温等の定義

異常高温・異常低温

 異常高温・異常低温は、それぞれの地点において、1981〜2010年の30年間の気温から求めた平年値と標準偏差を基準にして、平均気温が異常かどうか判断しています。

  • 「週ごとの異常気象」のページの平均気温・・・同時期の平年値との差が、同月における標準偏差の±3倍を超えた場合
  • 「月ごとの異常気象」のページの平均気温・・・月平年値との差が、同月における標準偏差の±1.83倍を超えた場合
  • 「季節ごとの異常気象」のページの平均気温・・・季節の平年値との差が、同季節における標準偏差の±1.83倍を超えた場合

異常多雨・異常少雨

 異常多雨・異常少雨は、それぞれの地点において、1981〜2010年の30年間の降水量の観測データを基準にして、降水量が異常かどうか判断しています。

  • 「週ごとの異常気象」のページの降水量(多雨)・・・7日間降水量について、同時期の平年の1か月間の降水量より計算したしきい値以上となった場合。例えば、1か月間の平年値が10mm、100mm、200mm、500mmの地点でのしきい値は、それぞれの平年値の153%、98%、81%、59%である。
  • 「週ごとの異常気象」のページの降水量(少雨)・・・期間の最終日までの前30日間降水量について、同時期で比較して、1981〜2010年の間のどの年の降水量よりも少ないと推定される場合。7日間降水量ではなく30日間降水量を用いるのは、少雨の影響が、少雨の状態がある程度継続してから現れることが多いためである。
  • 「月ごとの異常気象」のページの降水量・・・同じ月で比較して、1981〜2010年の間のどの年の降水量よりも多かった、あるいは少なかった場合
  • 「季節ごとの異常気象」のページの降水量・・・同じ季節で比較して、1981~2010年の間のどの年の降水量よりも多かった、あるいは少なかった場合

データ

 使用している気温や降水量のデータは、国際連合の専門機関である世界気象機関(WMO)に加盟している各国の気象機関から毎日または毎月通報される気象通報に基づいています。気象災害に関する記述は、国際連合人道問題調整事務所(OCHA)の統合地域情報ネットワーク(IRIN)による災害ニュースや米国国際開発庁海外災害援助局とルーベンカトリック大学災害疫学研究所(ベルギー)による緊急災害データベース(EM-DAT)、各国気象局など公的機関による報道発表資料などに基づいています。
 気温と降水量の平年値等の統計値は1981〜2010年の30年間のデータから作成しています。ただし、週・旬・半月の平均気温や週降水量の平年値は、ほとんどの地点では月統計値を内挿して作成しているため、平年差・比の分布図には推定誤差が含まれています。また、世界の異常気象速報(全球異常気象監視速報)の掲載日に合わせて、水曜日から火曜日までを週としています。


「週・月・季節・年ごとの異常気象」の見方

異常気象 発生地域分布図

分布図  「週・月・季節ごとの異常気象」のページでは、異常高温・異常低温異常多雨・異常少雨の地点がある程度まとまって現れた場合にその地域を曲線で囲み、番号を付しています。「年ごとの異常気象」のページでは、月ごとの異常高温・異常低温・異常多雨・異常少雨に基づき、同じ異常気象が頻繁に現れた領域を曲線で囲み、番号を付しています。また、どの図においても、被害や社会的な影響の大きな気象災害についても記号で示し、同じく番号を付しています。異常気象に付した番号は概況文の番号と合わせてあります。台風やハリケーンなど熱帯低気圧による異常気象や気象災害の場合には、その熱帯低気圧の名前やおおよその経路も示します。
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概況文

概況文  それぞれの世界の異常気象の概況文では、その週・月・季節・年に世界で発生した主な異常気象や気象災害などの状況や主な地点の気温や降水量のデータなどを記述しています。表の番号は異常気象発生地域分布図中の番号と対応しています。
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主な地域区分と地域名

「世界の異常気象」のページで用いられる主な地域区分と地域名は以下のとおりです。
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主な地域区分と地域名

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