噴煙・噴気に関する用語
分類 | 用語 | 区分 | 説明 |
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噴煙 | 火山活動によって火口から上昇する煙状または雲状のもの。 火山噴出物、火山ガスおよび周辺大気が混合したもの。 |
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備考 |
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白色噴煙 | 白色の噴煙のこと。火山灰などの火山噴出物をほとんど含まないと考えられるもの。 | ||
実例 | |||
有色噴煙 | 灰色などの白色以外の色がついた噴煙のこと。火山灰などの火山噴出物を含んでいると考えられるもの。 | ||
実例 | |||
噴気 | 火山ガスのこと。 | ||
備考 |
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実例 | |||
噴煙の高さ | 原則として、火口の縁または山頂から噴煙直上部の最高点までの垂直距離のこと。 一般的に噴煙の高さが高くなったり、噴煙の量が多くなるほど熱活動の活発さと正の相関がある。 |
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備考 |
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噴煙量 | 目視または監視カメラで観測された噴煙の広がりの程度のこと。 | ||
備考 |
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噴煙活動 | 噴煙を放出する活動のこと。 | ||
備考 |
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監視カメラ | 噴火・噴煙、降灰等の状況把握を行うために、常時観測火山の近傍に設置しているカメラ及び火口周辺の状況を把握するために設置しているカメラがある。火口周辺に設置したカメラは、設置環境により監視できる範囲が火口付近に限られていることが多い。 夜間でも噴火や噴煙等の状況を把握することが出来る高感度のカメラである。 気象庁では、他機関(大学等研究機関や自治体・防災機関)からのデータ提供も受けて監視をしている。 |
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備考 | 気象庁の監視カメラの映像について、気象庁ホームページで公開している。 | ||
流向 | 噴煙が流れていく方向のこと。火口付近及び火口上空の風の方向によって決まる。 | ||
備考 | 噴火に関する火山観測報においては、8方向で示し、他に「真上方向」や「不明」がある。 1.N(北へ) 2.NE(北東へ) 3.E(東へ) 4.SE(南東へ) 5.S(南へ) 6.SW(南西へ)7.W(西へ) 8.NW(北西へ) 9.T(真上へ) 10.不明 |