気象庁ロゴ阿蘇山火山防災連絡事務所 *

気象庁公式マスコット”はれるん”火山防災に関係する用語

阿蘇火山防災会議協議会:あそかざんぼうさいかいぎきょうぎかい

 阿蘇山がある阿蘇市、南阿蘇村及び地元防災関係機関で組織されており、火山活動の監視や、観光客の安全確保・避難誘導を行います。
 監視員が中岳火口周辺に設置された二酸化硫黄ガス自動検知・警報システムで
火山ガスの濃度を監視しており、濃度が基準値を超えると火口周辺の立ち入り規制を行っています。

噴火警戒レベル:ふんかけいかいれべる

噴火警戒レベルとは、火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や必要な防災対応を踏まえて1~5の5段階に区分したものです。住民や登山者・入山者等に必要な防災対応が分かりやすいように、各区分にそれぞれ「避難」「高齢者等避難」「入山規制」「火口周辺規制」「活火山であることに留意」のキーワードをつけて警戒を呼びかけています。 噴火警戒レベルは噴火予報・警報によってお伝えするほか、気象庁のホームページでも常に掲載しています。
阿蘇山を含む全国の噴火警戒レベルの概要についてはこちらをご覧下さい
阿蘇山の噴火警戒レベル判定基準についてはこちらをご覧下さい

噴火警報・予報:ふんかけいほう・よほう

気象庁は、平成19年12月1日より噴火災害軽減のため噴火警報及び噴火予報の発表を開始しました。噴火警報及び噴火予報は、火山毎に警戒等を必要とする市区町村を明示して発表します。
 このうち噴火警報は、居住地域や火口周辺に影響が及ぶ噴火の発生が予想された場合に、予想される影響範囲を付した名称で発表されます。 噴火警報は報道機関、都道府県、市町村等を通じて住民の皆さんにお知らせされます。噴火予報は、火山活動の状況が静穏である場合、あるいは火山活動の状況が噴火警報には及ばない程度と予想される場合に発表されます。
 また、噴火警戒レベルは噴火警報及び噴火予報で発表します。
 気象庁は、平成25年8月30日(金)に「特別警報」の運用を開始し、火山噴火については、噴火警報(噴火警戒レベル4以上)及び噴火警報(居住地域)を特別警報に位置づけています。特別警報を見聞きした場合は、噴火警戒レベルに応じ避難や避難の準備を行うなど、命を守る行動をとってください。

過去の阿蘇山の噴火予報・噴火警報の発表状況はこちらご覧下さい。

火山噴火予知連絡会:かざんふんかよちれんらくかい

 火山噴火予知計画(文部省測地学審議会(現文部科学省科学技術・学術審議会測地学分科会)の建議により、 関係機関の研究及び業務に関する成果及び情報の交換、火山現象についての総合的判断を行うこと等を目的として、昭和49年に火山噴火予知連絡会が設置されました。
 活動が活発な火山について統一見解が出されます。

詳しくは火山噴火予知連絡会のページをご覧下さい。

特別警報:とくべつけいほう

気象庁は、平成25年8月30日(金)に「特別警報」の運用を開始しました。「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください。 気象庁はこれまで、大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の起こるおそれがある時に、警報を発表して警戒を呼びかけていました。これに加え、今後は、この警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛けます。 特別警報が対象とする現象は、18,000人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災における大津波や、我が国の観測史上最高の潮位を記録し、5,000人以上の死者・行方不明者を出した「伊勢湾台風」の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した「平成23年台風第12号」の豪雨等が該当します。 特別警報が出た場合、お住まいの地域は数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあります。周囲の状況や市町村から発表される避難指示などの情報に留意し、ただちに命を守るための行動をとってください。
 火山噴火については、従来からの警報のうち、危険度が非常に高いレベルのものを特別警報に位置づけています。具体的には、噴火警報(噴火警戒レベル4以上)及び噴火警報(居住地域)を特別警報に位置づけています。火山噴火についての特別警報を見聞きした場合は、噴火警戒レベルに応じ避難や避難の準備を行うなど、命を守る行動をとってください。

特別警報の詳細はこちらご覧下さい。
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