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毎月の機動観測について
機動観測
機動観測の目的は、火山活動の状態を把握して異常を早期に発見するとともにその活動の推移を観測して火山災
害の防止に役立てること、火山の調査研究や噴火予知の進歩に必要な観測資料を提供することにあります。
異常現象を見逃さないように平常時の火山の状態や地形・地理などの状況を把握することも重要であり、伊豆大
島火山防災連絡事務所では、月
1
回の機動観測を行っています。
また、年に数回程度、大島町役場などの防災関係機関と合同観測を実施しています。これは、火山観測の
内容や現地の状況を実際に見ておくことが、火山防災に有効であるからです。
観測は主に以下の項目を行っています。これらの観測項目は、火山活動が活発になってくると噴気活動が活発
になったり、温度が上昇したり、火口内で崩落が起こったりすることに関連しています。
噴気観測
三原山の火口内の噴気の有無、高さ、色、量などを観測します。噴気温度を直接測定できる場所では、サーミスタ温度
計を用いて、噴気孔の温度を測定します。
地形の目視観測
三原山とその周辺の地形の変化を目視で観測し、写真撮影を行っています。
熱観測
赤外放射温度計を用いて火孔底と三原新山の地表面の最高温度を観測します。また、赤外熱映像装置を用いて火孔
底や三原新山などの三原山山頂火口内の地熱域(周囲の地面よりも熱いところ)の温度分布を観測します。
主な観測場所
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