火山活動の状況(霧島山(新燃岳))
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霧島山(新燃岳)の活動状況
火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)
最近1週間以内に発表した情報
- 火山の状況に関する解説情報(7月3日16時10分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(7月2日16時00分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(7月1日16時00分発表)
- 火山活動解説資料[PDF形式:1.1MB](6月30日18時45分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(6月30日16時00分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(6月29日16時00分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(6月28日16時00分発表)
- 火山の状況に関する解説情報(6月27日16時00分発表)
現在の警戒事項等
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火警報の対象市町村
以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
宮崎県 :小林市、高原町
鹿児島県:霧島市
噴火警報・予報(1行目をクリックすると全文表示します)
令和7年6月23日18時30分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表
<霧島山(新燃岳)に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表>
新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ>
火山活動の状況及び予報警報事項
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。本日(23日)山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は4000トン(前回5月15日には検出されず)を観測し、急増していることを確認しました。
新燃岳の火山活動はさらに高まった状態となっています。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
対象市町村等
以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。宮崎県 :小林市、高原町
鹿児島県:霧島市
防災上の警戒事項等
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報
令和7年7月3日16時10分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
7月2日から3日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
火山活動の状況
新燃岳火口では、噴火活動が続いています。6月27日から観測している噴火は、本日(3日)15時現在も継続しています。昨日(2日)から本日にかけて、噴火に伴う噴煙量の一時的な増大が時々みられ、本日13時49分には噴煙が火口縁上5000mまで上がり、南へ流れました。また、噴煙量増大時に周辺山麓で鳴動を確認しました。
新燃岳近傍の傾斜計では、昨日11時43分と21時28分の噴煙量の増大に伴い、新燃岳付近の収縮を示すと考えられるごくわずかな変化が認められ、本日13時49分の噴煙量の増大の前後では、新燃岳付近の膨張及び収縮を示すと考えられるわずかな変化が認められました。
昨日実施した現地調査では、鹿児島県霧島市牧園町の一部で、道路の白線が見えなくなるほどの多量の降灰を確認しました。また、霧島市の一部における聞き取りによる調査では、鳴動が聞こえたとの情報がありました。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しています。昨日11時43分の噴煙量の増大以降、火山性微動が継続して発生しています。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
防災上の警戒事項等
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
最新の火山情報
一番最後に発表した情報を掲載しています。臨時で発表した火山活動解説資料のみ過去1ヵ月分を掲載しています。
- 噴火警報(火口周辺)(霧島山(新燃岳))令和7年6月23日18時30分
- 火山の状況に関する解説情報(霧島山(新燃岳)第61号)令和7年7月3日16時10分
- 火山活動解説資料(令和7年6月30日18時45分発表)
- 火山活動解説資料(定期)(令和7年5月)
過去に発表した火山情報
霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル
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噴火警戒レベルリーフレット[PDFファイル:1.1MB]
霧島山(新燃岳)の防災マップ
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