1.地震の概要
1975年4月21日2時35分に大分県中部で発生した地震(M6.4)により、大分県大分市、熊本県南阿蘇村で震度4を観測したほか、九州地方、岡山県、山口県、愛媛県、高知県で震度3~1を観測しました。
大分県内では、大分市(大分地方気象台)で震度4、日田市(旧:日田測候所)で震度3を観測しました。
この地震により大分県内では、負傷者22人、全壊77棟、半壊115棟などの住家被害が生じました。
気象庁は、地震発生後に現地調査を行い、震央付近の最大震度を震度6程度と推定しました。
2.震度分布図 (※当時は、気象官署において、職員が体感や被害状況から震度を判定していました。)
3.震央分布図と地震活動経過図
4.大分地方気象台で観測した地震波形の記録
大分地方気象台(震央距離約29km)の地震計(機械式強震計[倍率1倍])では、東西方向の変位波形が振り切れていました(片振幅で30mm超え)。