オホーツク海の海氷分布(月概況)

令和2年1月10日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2019年12月)

オホーツク海の海氷域面積は平年より小さく経過しました。サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年並の北緯46.8度付近となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2019年12月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。


オホーツク海の海氷域面積(2019年11月~2019年12月)
年別経過図の凡例

図2 オホーツク海の海氷域面積(2019年11月~2019年12月)

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、10月中旬にシェリホフ湾、11月上旬に間宮海峡とシャンタル諸島周辺、11月中旬にオホーツク海北岸、11月下旬にサハリン東岸、12月上旬にテルペニヤ湾で、それぞれ結氷が始まりました。
12月はオホーツク海北部に低気圧が停滞することが多かったため、北部を中心に気温が平年より高く経過しました。また、低気圧の北側では東風により海氷が大陸側に吹き寄せられました。そのため、オホーツク海北部で海氷域の拡大が進まず、海氷域面積は平年より小さく経過しました。
一方、サハリン東岸の海氷域の南下は平年並で、その南端は12月31日時点で北緯46.8度付近となりました。

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