オホーツク海の海氷分布(月概況)
令和8年4月10日 気象庁発表
(次回発表予定 5月11日)
診断(2026年3月)
オホーツク海の海氷域面積は、3月を通して過去最小で経過しました。
北海道周辺の海氷の後退は平年に比べて遅く、3月末まで海氷は北海道オホーツク海側の沖合に広がりました。
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3月31日 |
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2026年3月)
赤線は平年(1991年から2020年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

図2 オホーツク海の海氷域面積(2025年11月~2026年03月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海では前月に引き続き寒気の影響を受けにくく、低気圧がオホーツク海をゆっくりと通過し、南から暖気の流入が続いたこと、また、低気圧の影響により海氷が岸に吹き寄せられたことにより、海氷の融解や海氷域の縮小が進みました。3月下旬は、オホーツク海北西部やサハリン東岸でそれぞれ南風や西風により海氷域が拡大しましたが、オホーツク海北部沿岸やシェリホフ湾では海氷の融解や海氷域の縮小が進みました。
オホーツク海全域の海氷域面積は、月を通して1971年の統計開始以来最小で経過しました。北海道周辺の流氷の動き
北海道オホーツク海沿岸の海氷は、3月上旬には大部分が岸から遠ざかり、融解が見られましたが、中旬には低気圧の通過に伴って北風が続いたことにより、サハリン東岸から連なる海氷域が南下し、北海道オホーツク海沿岸の広い範囲で再び接岸しました。3月下旬には南から暖気の流入が続いたため、海氷は融解しながら海岸から離れる所が多くなりましたが、平年に比べて後退は遅く、3月末まで海氷は北海道オホーツク海側の沖合に広がり、また、小規模な海氷の接岸が見られました。
海氷の一部は月を通して国後水道(※)から太平洋へ流出しましたが、根室海峡からの流出は一時的でした。
※ 国後水道:国後島と択捉島の間の水道








