オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成29年4月6日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2017年3月)

オホーツク海の海氷域面積は、3月を通して平年より小さく経過しました。
釧路では3月22日に9年ぶりに流氷初日を観測しました。 これは平年より22日遅く、1946年の統計開始以降、流氷初日を観測した中で最も遅い日となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
3月31日
2月28日の海氷分布図
2月28日
3月5日の海氷分布図
3月5日
3月10日の海氷分布図
3月10日
3月15日の海氷分布図
3月15日
3月20日の海氷分布図
3月20日
3月25日の海氷分布図
3月25日
3月31日の海氷分布図
3月31日

図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2017年3月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。


オホーツク海の海氷域面積(2016年11月~2017年03月)
年別経過図の凡例

図2 オホーツク海の海氷域面積(2016年11月~2017年03月)

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

3月はオホーツク海北部を中心に気温が平年より高く経過したため、北部や中部の海氷域は縮小しました。 オホーツク海全体の海氷域面積は、月を通して平年より小さく経過し、3月10日からは、1971年の統計開始以降、同時期としては2番目に小さい値で推移しました。 一方、オホーツク海南部の海氷域は平年と同程度の広がりとなりました。
今シーズンのオホーツク海の最大海氷域面積は、2月5日に記録した93.57万平方キロメートルで、平年より小さくなりました。

北海道周辺の流氷の動き

3月上旬から中旬にかけて西よりの風が吹く日が多かったため、北海道オホーツク海沿岸の海氷域は沖合に離れました。 海氷は2月から引き続き、根室海峡、国後水道(※1)及び択捉海峡(※2)から太平洋へ流出しました。 3月中旬には一時、海氷の一部が襟裳岬の南東約90キロメートル(北緯41.6度付近)まで達しましたが、その後、融解しました。 3月下旬には宗谷海峡から日本海へ小規模な海氷の流出が見られました。
網走では3月6日に平年より14日早い海明けとなりました。
釧路では3月22日に9年ぶりに流氷初日を観測しました。 これは平年より22日遅く、1946年の統計開始以降、流氷初日を観測した中で最も遅い日となりました。

※1 国後水道:国後島と択捉島の間の水道。
※2 択捉海峡:択捉島とウルップ島の間の海峡。

このページのトップへ