海流の診断の見方【東北周辺海域の海流】
東北周辺海域の海流の診断の見方
「解説」に戻る※1:親潮の沿岸寄りの分枝、沖合の分枝の南限位置について
親潮の南限位置は、東経141〜148度における、深さ100mの水温が5℃以下の南限とします。分枝の構造がみられない場合は、「沿岸寄りの分枝」の欄に親潮の南限位置を記載し、「沖合の分枝」の欄には「なし」と記載します。
参考情報:親潮
※2:親潮の面積について
親潮の面積は、東経141〜148度、北緯43度以南における、深さ100mの水温が5℃以下の領域の面積によって定義しています。 1993~2017年の25年間に出現した親潮の面積の上位1/3以上を「平年より大きい」、下位1/3以下を「平年より小さい」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。 また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり大きい(小さい)」としています。
※3:津軽暖流の東端の経度について
津軽暖流の東端の経度は、北緯41〜42度の津軽海峡東口における、深さ100mの水温分布によって解析します。津軽暖流の海水を定義する指標水温は旬ごとに以下のように定義しています。
表:津軽暖流の指標水温 期間 1月上旬 1月中旬〜
5月下旬6月上旬〜
7月上旬7月中旬〜
8月中旬8月下旬〜
9月下旬10月上旬〜
12月上旬12月中旬 12月下旬 指標水温
(100m深)7℃以上 6℃以上 7℃以上 8℃以上 9℃以上 10℃以上 9℃以上 8℃以上 ※4:日本の東の黒潮系暖水の北限緯度について
黒潮系暖水の北限は、東経142〜147度における、深さ100mの水温が15℃以上の北限の緯度と定義します。