気象庁 | 気候リスク管理技術に関する調査(アパレル分野)


E社 日傘

日傘(晴雨兼用・パラソル)の販売数と気温及び日射量との関係をみる。1年の中で日射量の多い3月から9月にかけての期間が対象。

用いたデータ

  • 気象データ:東京(大手町)の日最高気温、全天日射量
  • 販売データ:首都圏店舗における日傘(パラソル、晴雨兼用)の日別販売数
    • 曜日による変化の影響を除いて、気温と販売数の関係を見やすくするため、気温データ、販売データとも対象日(横軸)を中心に7日移動平均して用いた。
    • 販売数の縦軸のスケールがパラソルと晴雨兼用とで異なるため、両者の販売数の比較はこの図ではできない。

結果

パラソル晴雨兼用傘

  • 日傘は4月下旬から7月上旬にかけて、日射量との相関が非常に高い。一方、最高気温との関係も見られるが、日射量に比べるとあまり明瞭ではない。 6月中旬から下旬にかけて販売数が一時低調な期間がある。
  • 晴雨兼用はシーズン当初の販売数が多いが、パラソルは梅雨明け後に大きく販売数を伸ばす。
  • 日傘と紫外線量との関係もみたが、紫外線との相関はあまり明瞭ではなかった(図略)。
  • 日傘のうちパラソルでは、日射量のピーク期と同時か多少遅れて販売数のピークがみられる。


他の事例をみる

販売数と気象要素との関係を調べた事例一覧

  アイテム別の販売数と気温との関係

  秋冬用肌着トップ    ロングブーツ    サンダル    ニット帽子    ブルゾン   ニット    コート(  F社  D社  地域別

  アイテム別の販売構成比の気温との関係

  レディースウェア    インナーアイテム   

  素材別の販売構成比と気温との関係

  コート    帽子

  気温以外との関係

  日傘   雨用靴


(参考)調査報告書

このページのトップへ