日本近海の海流(月概況)

令和4年4月20日 気象庁発表
(次回発表予定  5月20日)

診断(2022年3月)

黒潮(表1)
  • 黒潮は大蛇行していました。
  • 黒潮は、都井岬、足摺岬、室戸岬、潮岬で月を通して離岸して流れていました。
  • 東海沖の黒潮の最南位置は、上旬は北緯31.5度、東経136度付近、中旬は北緯31度、東経136度付近、下旬は北緯30.5度、東経136度付近でした。伊豆諸島付近では、上旬、中旬は三宅島付近、下旬は三宅島と八丈島の間を流れていました。
親潮・対馬暖流(表2)
  • 親潮の南限位置は、月を通して北緯37度、東経142度付近でした。
  • 親潮の面積は、上旬は平年並、中旬、下旬は平年より小さくなっていました。
  • 対馬暖流の勢力は、月を通して平年並となっていました。

日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2022年3月)
日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2022年3月)

この図の水温は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流

2022年3月の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりでした。

表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の旬ごとの経過
海域・項目 上旬 中旬 下旬
都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸 離岸
足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸 離岸
室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸 離岸
潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1 離岸 離岸 離岸
東海沖の黒潮流路の最南位置(※2 北緯31.5度、東経136度付近 北緯31度、東経136度付近 北緯30.5度、東経136度付近
伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1 三宅島付近 三宅島付近 三宅島と八丈島の間
房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1 接岸 接岸 接岸
その他の顕著な現象 東海沖から紀伊半島の南では、上旬に北緯32.5度、東経136.5度付近、中旬に北緯32度、東経135.5度付近、下旬に北緯32度、東経136度付近に冷水渦がみられた
日本の南では、上旬に北緯28度、東経135度付近、中旬に北緯28度、東経134度付近、下旬に北緯28度、東経133.5度付近に冷水渦がみられた
奄美群島の南東では、上旬に北緯27.5度、東経130.5度付近、中旬に北緯27.5度、東経130度付近に冷水渦がみられた
宮古島の南東では、月を通して北緯24度、東経126.5度付近に暖水渦がみられた

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

日本の東と日本海の海流

2022年3月の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりでした。

表2:日本の東と日本海の海流の旬ごとの経過
項目 上旬 中旬 下旬
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3 北緯37度、東経142度付近 北緯37度、東経142度付近 北緯37度、東経142度付近
親潮の沖合の分枝の南限位置(※3 なし なし なし
親潮の面積(※4 平年並 平年より小さい 平年より小さい
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※5 北緯37.5度付近(平年より北)(経度は東経145度付近) 北緯38度付近(平年より北)(経度は東経146度付近) 北緯38度付近(平年より北)(経度は東経146度付近)
その他の日本の東の海流 釧路沖では、月を通して北緯40.5度、東経145.5度付近に暖水渦がみられた
対馬暖流の勢力(※6 平年並 平年並 平年並

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

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