世界の異常気象速報(臨時)


世界の異常気象や気象災害のうち、顕著な事例について、その状況等を速報としてまとめた情報です。

過去に発表した情報は、以下のページからご覧になれます。
米国南西部の顕著な高温について
発表日令和3年6月18日
概要 米国南西部では、6月11日頃から顕著な高温が続いており、週末にかけて広い範囲で記録的な高温が継続する見込みとなっています。 6月15日にユタ州ソルトレークシティでは最高気温約41.7℃、6月17日にアリゾナ州フェニックスでは最高気温約47.8℃を観測しました(米国海洋大気庁)。
気象実況
(分布図)
気象実況分布図_01
2021年6月15~17日の日最高気温の平均(単位℃)
各国気象局の通報に基づき、気象庁で作成。太い白線は40℃の等温線を、灰色の点は描画に用いた観測地点をそれぞれ示す。
米国南西部のネバダ州、アリゾナ州を中心に複数の地点で40℃を超えました。 ユタ州ソルトレークシティでは、現地6月15日に最高気温107°F(約41.7℃)を観測。 米国海洋大気庁によれば、これは2002年7月と1960年7月に観測されたものと並んで、年を通して過去147年で最高タイの記録となりました。
気象実況
(時系列図)
気象実況時系列図_01
気象実況時系列図_02
アリゾナ州フェニックス及びユタ州ソルトレークシティにおける気温時系列(単位℃)
赤:日最高気温、緑:日平均気温、青:日最低気温、緑破線:日平均気温平年値を示す。米国海洋大気庁の通報に基づき、気象庁で作成。
見通し 米国海洋大気庁が6月17日に発表した情報(対象期間:2021年6月18~20日)によれば、週末にかけて米国南西部の広い範囲で記録的な高温となる見込みで、健康管理や火災への注意を喚起しています。
(参考)米国海洋大気庁発表の上記の情報は以下のURLで見ることができます。 (参考)米国南西部では広い範囲で昨年から平年よりも降水量が少ない状況が続いています。(「世界の異常気象速報(臨時)」(2021年6月7日気象庁発表))
※各観測地点における毎日の気温・降水量については、気象庁ホームページ「世界の天候データツール(ClimatView 日別値)」でご覧頂けます。
https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/dailyview/

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