日本の季節の天候 ------------------ 対象期間:
令和5年6月15日作成
地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図
2023年春の天候の特徴をまとめると、
*春の平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高かった
寒気の影響を受けにくく、暖かい空気に覆われやすかったため、春の平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高かった。北・東日本では1946年の統計開始以降、春として1位の高温となった。
*春の降水量は西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった一方、沖縄・奄美で少なかった
低気圧や前線の影響でまとまった雨が降った日があったため、春の降水量は西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。一方、低気圧や前線の影響を受けにくかったため、春の降水量は沖縄・奄美で少なかった。
*春の日照時間は全国的に多く、特に北・東日本日本海側でかなり多かった
高気圧に覆われやすかったため、春の日照時間は全国的に多く、特に北・東日本日本海側でかなり多かった。東日本日本海側では1946年の統計開始以降、春として1位タイの多照となった。
暖かい空気に覆われやすく、特に3月を中心に大陸からの寒気の影響を受けにくく、暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、春の平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高かった。春の平均気温平年差は北日本で+2.2℃、東日本で+1.8℃となり、1946年の統計開始以降、春として1位の高温となった。また、高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かったため、春の日照時間は全国的に多く、北・東日本日本海側ではかなり多かった。春の日照時間平年比は東日本日本海側で121%となり、1946年の統計開始以降、春として1位タイの多照となった。また、低気圧や前線の影響を受けにくかったため、春の降水量は沖縄・奄美で少なかった。一方、東日本日本海側と西日本では低気圧や前線の影響でまとまった雨が降った日があったため、春の降水量は西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。
平均気温:北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。
降水量:西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。一方、沖縄・奄美で少なかった。北日本日本海側と北・東日本太平洋側では平年並だった。
日照時間:北・東日本日本海側でかなり多く、西日本日本海側、北・東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。
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| 3か月平均気温平年偏差、3か月降水量平年比、3か月間日照時間平年比の分布図 |
地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図 |
3月:全国的に、大陸からの寒気の影響を受けにくく、日本の東海上を中心に高気圧が強かったため、南からの暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、月平均気温は北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。月平均気温平年差は、北日本で+3.4℃、東日本で+3.4℃、西日本で+2.6℃で、1946年の統計開始以降で3月として1位の高温となった。上旬から中旬を中心に高気圧に覆われやすかったため、月間日照時間はほぼ全国的に多く、特に北・東・西日本日本海側と北・西日本太平洋側でかなり多かった。月間日照時間平年比は北日本日本海側で144%、東日本日本海側で152%で、それぞれ1946年の統計開始以降で3月として1位の多照となった。西高東低の気圧配置となりにくく、気圧の谷の影響を受けにくかった北・東・西日本日本海側の月降水量は少なかったが、下旬には北・東・西日本太平洋側や沖縄・奄美を中心に低気圧や前線の影響でまとまった雨が降った日があった。
4月:全国的に、天気は数日の周期で変化した。上旬から中旬を中心に暖かい空気に覆われやすく、また南からの暖かい空気が流れ込んだ時期もあり、18日や20日、21日などで真夏日となった所もあった。このため、月平均気温は北・東日本でかなり高く、西日本と沖縄・奄美で高かった。月平均気温平年差は、北日本では+2.1℃で、1946年の統計開始以降で4月として1位タイの高温となった。月間日照時間は高気圧に覆われやすかった沖縄・奄美でかなり多く、北日本太平洋側と東日本日本海側で多かった。月降水量は低気圧や前線の通過に伴いまとまった雨が降った日があった西日本太平洋側でかなり多く、北・西日本日本海側と北日本太平洋側で多かった。
5月:北・東・西日本では、天気は数日の周期で変化したが、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、月間日照時間は北・東日本日本海側と北・東・西日本太平洋側で多かった。また、北日本太平洋側では低気圧や前線の影響を受けにくかったため月降水量はかなり少なかった。一方、東・西日本では、上旬の後半に低気圧や前線の影響で、下旬の終わりに日本海側を中心に前線の影響で大雨となった所があったため、月降水量は西日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と東・西日本太平洋側で多かった。沖縄・奄美では、湿った空気の影響で曇りの日が多かったものの、低気圧や前線の影響を受けにくかったため、月降水量はかなり少なかった。気温は、上旬の後半から中旬の前半と、下旬の中頃は冷涼な空気の影響で平年を下回る日があったものの、そのほかの時期は全国的に暖かい空気に覆われて平年を上回った。北日本では、暖かい空気に覆われやすい時期が多かったため、月平均気温は高かった。
- 月平均500hPa高度・偏差分布図
- 月平均海面更正気圧・偏差分布図
- 月平均850hPa気温・偏差分布図
- 月平均外向き長波放射量(OLR)偏差分布図
※ 日本の天候のまとめに掲載している外向き長波放射量(OLR)偏差分布図は、2023年9月以降は米国海洋大気庁(NOAA)気候予測センター(CPC)提供のBlended OLRを、2023年8月までは同センター提供のAVHRR OLRを用いて作成したものです。
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