日本の季節の天候 ------------------ 対象期間:
令和4年6月15日作成
地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図
2022年春の天候の特徴をまとめると、
*春の平均気温は全国的に高く、特に北・西日本でかなり高かった
北日本では期間を通して、東日本以西では3月から4月にかけて、暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温は全国的に高く、特に、北・西日本ではかなり高かった。
*春の降水量は沖縄・奄美でかなり多かった
沖縄・奄美では5月に前線や湿った空気の影響を受けやすく、降水量はかなり多かった。
*春の日照時間は北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多かった
北日本を中心に4月から5月にかけて高気圧に覆われやすく、日照時間は北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、西日本日本海側で多かった。
北・東・西日本では、3月は北日本付近を繰り返し低気圧が通過した一方、東・西日本は移動性高気圧に覆われやすかった。4月から5月にかけては本州南岸付近を低気圧や前線が通過して東・西日本太平洋側を中心に曇りや雨の日が多い時期があったが、北日本を中心に高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かった。このため、春の降水量は北・東・西日本日本海側と北日本太平洋側で少なかった一方、東日本太平洋側で多かった。また、日照時間は北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、西日本日本海側で多かった。
沖縄・奄美では、3月から4月にかけては高気圧に覆われやすく、気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくかったが、5月は前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が続いた。このため、春の降水量はかなり多く、日照時間は少なかった。
気温は、3月から4月にかけて全国的に寒気の影響を受けにくく、暖かい空気が流れ込みやすかったことに加え、晴れて気温が上がった日もあり、平年を上回る日が多かった。また、5月は北日本を中心に暖かい空気が流れ込みやすかった。春の平均気温は全国的に高く、特に北・西日本でかなり高かった。
平均気温:北・西日本でかなり高く、東日本と沖縄・奄美で高かった。
降水量:北・東・西日本日本海側と北日本太平洋側で少なかった。一方、沖縄・奄美でかなり多く、東日本太平洋側で多かった。西日本太平洋側では平年並だった。
日照時間:北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、西日本日本海側で多かった。一方、沖縄・奄美で少なかった。東・西日本太平洋側では平年並だった。
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| 3か月平均気温平年偏差、3か月降水量平年比、3か月間日照時間平年比の分布図 |
地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図 |
3月:シベリア高気圧の勢力は平年より弱く、全国的に寒気の影響を受けにくかった。また、中旬には東・西日本を中心に日本海を通る低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込み、他の地域でも暖かい空気が流れ込んだ時期があったため、気温は西日本と沖縄・奄美でかなり高く、北・東日本で高かった。北日本では繰り返し低気圧が通過したため曇りや雪または雨となった日があり、19日には発達した低気圧が通過したため太平洋側でも各地で大雪となった。一方、東・西日本と沖縄・奄美では移動性高気圧に覆われて晴れた日が多く、低気圧の影響を受けにくかったため、東日本日本海側と東日本太平洋側の降水量は少なく、東日本太平洋側と沖縄・奄美の日照時間は多かった。18日は低気圧が本州付近を通過して東・西日本太平洋側を中心に大雨となり、22日には本州南岸を前線を伴った低気圧が通過して東日本太平洋側の平野部でも雪となった所があった。また、26日から27日には二つ玉低気圧が本州付近を通過し、荒れた天気や大雨となった所もあった。
4月:気温は、期間の前半を中心に全国的に高気圧に覆われて晴れた日が多かったことや、南から暖かい空気が流れ込んだため、上旬後半から中旬前半にかけてと下旬は平年を上回る日が多くなり、東北地方を含め各地で真夏日となった所があった。期間のはじめと中旬の後半、下旬の終わりは寒気の影響を受けた日があったが、月平均気温は全国的に高く、特に北・東日本ではかなり高かった。前線や低気圧が期間の後半を中心に本州南岸付近をたびたび通過した影響で、東日本太平洋側や西日本ではまとまった降水となった所があり、月降水量は東日本太平洋側でかなり多く、西日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。一方、北日本と東・西日本日本海側では高気圧に覆われた日が多かったため、月間日照時間は北日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多くなり、月降水量は北日本太平洋側でかなり少なく、北日本日本海側で少なかった。沖縄・奄美では気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくく、月降水量はかなり少なく、月間日照時間は多かった。
5月:北・東・西日本では、北日本を中心に高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かったが、東・西日本太平洋側を中心に本州南岸付近を通過した低気圧や前線の影響を受けた時期があった。26日から28日にかけては日本海から北日本付近と本州南岸付近を東進した低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大雨となった所があった。月降水量は西日本日本海側でかなり少なかった一方、東日本太平洋側で多かった。月間日照時間は東日本日本海側でかなり多く、北・西日本日本海側と北日本太平洋側で多かったが、西日本太平洋側で少なかった。一方、沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が続き、月降水量は平年比287%でかなり多く、月間日照時間は平年比50%でかなり少なくなり、1946年の統計開始以来、5月として1位の多雨・寡照となった。月平均気温は、北日本では暖かい空気が流れ込みやすく、高かった一方、沖縄・奄美では冷涼な空気の影響を受けやすく、低かった。
- 月平均500hPa高度・偏差分布図
- 月平均海面更正気圧・偏差分布図
- 月平均850hPa気温・偏差分布図
- 月平均外向き長波放射量(OLR)偏差分布図
※ 日本の天候のまとめに掲載している外向き長波放射量(OLR)偏差分布図は、2023年9月以降は米国海洋大気庁(NOAA)気候予測センター(CPC)提供のBlended OLRを、2023年8月までは同センター提供のAVHRR OLRを用いて作成したものです。
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