2026年7月の天候

2026年8月3日 掲載

2026年7月の特徴

* 気温は、北・東・西日本でかなり高かった

気温は、日本付近では偏西風が平年より北側を流れたため、暖かい空気に覆われやすかった北・東・西日本でかなり高かった。

* 降水量は、北日本日本海側と北日本太平洋側で多かった一方、東・西日本日本海側、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で少なかった

降水量は、中旬以降に低気圧や梅雨前線、湿った空気の影響を受けやすかった北日本日本海側と北日本太平洋側で多かった。一方、高気圧に覆われやすかった東・西日本日本海側、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で少なかった。

* 日照時間は、西日本日本海側と沖縄・奄美でかなり多かった

日照時間は、高気圧に覆われやすかったため、西日本日本海側と沖縄・奄美でかなり多かった。

概況

北日本は、上旬は高気圧に覆われやすかったが、中旬以降は低気圧や梅雨前線、湿った空気の影響を受けやすかった。このため、月降水量は北日本日本海側と北日本太平洋側で多かった。一方、東・西日本と沖縄・奄美では、高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かった。このため、月降水量は東・西日本日本海側、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で少なく、月間日照時間は西日本日本海側と沖縄・奄美でかなり多く、東日本日本海側と東・西日本太平洋側で多かった。

日本付近では偏西風が平年より北側を流れたため、北・東・西日本を中心に暖かい空気に覆われやすかった。このため、月平均気温は北・東・西日本でかなり高かった。関東甲信地方、東海地方、四国地方、九州北部地方では下旬に酷暑日となった所があった。沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすかった時期もあったが、台風通過後に周辺で海面水温が低下した影響を受けた時期もあったため、月平均気温は平年並だった。

平均気温は、北日本、東日本、西日本ではかなり高かった。沖縄・奄美では平年並だった。

降水量は、北日本日本海側、北日本太平洋側では多かった。東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。

日照時間は、西日本日本海側、沖縄・奄美ではかなり多かった。東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本太平洋側では多かった。北日本日本海側、北日本太平洋側では平年並だった。

気温、降水量、日照時間等の気候統計値

平均気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布 地域平均平年差、地域平均平年比の1位の値の更新状況
(図表)気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布

* 平均気温の高い記録を更新した地域

九州南部(タイ)

* 平均気温の低い記録を更新した地域

なし

* 降水量の多い記録を更新した地域

なし

* 降水量の少ない記録を更新した地域

九州南部・奄美地方、九州南部

* 日照時間の多い記録を更新した地域

なし

* 日照時間の少ない記録を更新した地域

なし

旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過 平均気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均)
(図表)旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過
この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1
(図表)気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均) この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1

旬別の天候経過

上旬

旬の中頃にかけて、沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすかった。また、北日本を中心にオホーツク海から千島の東へ移動した移動性高気圧に覆われやすかった一方で、東・西日本太平洋側沿岸付近には活発な梅雨前線が停滞し、旬のはじめは低気圧が本州付近を東進した。旬の終わりには、梅雨前線が南下して不明瞭となり、千島の東または日本の東に中心を持つ高気圧が西へ張り出し、北日本から西日本にかけて高気圧に覆われやすかった。一方、台風第9号が北西進して10日には沖縄の南へ達した。北日本を中心に旬を通して高気圧に覆われやすかったため、旬間日照時間は北日本日本海側でかなり多く、北日本太平洋側と東・西日本日本海側で多かった。また、梅雨前線や低気圧の影響も受けにくかったため、旬降水量は北日本太平洋側でかなり少なく、東日本日本海側で少なかった。一方、西日本日本海側では旬の中頃にかけて梅雨前線や低気圧の影響を受けやすく、2日には佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、熊本県で、5日には熊本県で線状降水帯が発生し、大雨の所もあったため、旬降水量は多かった。沖縄・奄美では、太平洋高気圧に覆われやすかったため、旬間日照時間は多かった。奄美地方では1日頃に、九州北部地方、中国地方、近畿地方では8日頃に、梅雨明けしたとみられる(速報値)。旬のはじめは、移動性高気圧からの冷涼な空気が流れ込みやすかったが、旬の中頃以降は千島の東または日本の東に中心を持つ高気圧の縁を回って暖かい空気が流れ込みやすかったため、北日本では旬平均気温は高かった。また、7日以降北・東・西日本で猛暑日を観測した地点があった。

旬平均気温は、北日本では高かった。東日本、西日本、沖縄・奄美では平年並だった。

旬降水量は、西日本日本海側では多かった。北日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本日本海側では少なかった。北日本日本海側、東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。

旬間日照時間は、北日本日本海側ではかなり多かった。北日本太平洋側、東日本日本海側、西日本日本海側、沖縄・奄美では多かった。東日本太平洋側、西日本太平洋側では平年並だった。

中旬

台風第9号が11日頃に先島諸島付近を通過し大雨となった。このため、沖縄・奄美では旬降水量が多かった。北日本付近は、台風第9号から変わった温帯低気圧が通過するなど低気圧がいくつか通過し、旬の終わりには梅雨前線が停滞した。また、旬の中頃には日本の東から西へ張り出す高気圧の縁を回って湿った空気が北・東日本を中心に流れ込みやすかった。このため、旬降水量は北日本日本海側でかなり多く、北日本太平洋側で多くなり、旬間日照時間は北日本日本海側でかなり少なく、北日本太平洋側で少なかった。また、17日頃を中心に関東地方で大気の状態が不安定となり記録的な大雨となった所があった。一方、西日本から沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、旬の終わりには東日本でも覆われやすくなった。このため、旬降水量は東・西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側で少なくなり、旬間日照時間は東・西日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。四国地方では12日頃、九州南部では13日頃、東海地方と関東甲信地方では20日頃に梅雨明けしたとみられる(速報値)。

日本付近では偏西風が平年より北側を流れた。また、低気圧や前線が北日本付近を通過しやすく、低気圧や前線近傍、梅雨前線の南では、暖かい空気に覆われやすかった。一方、西日本付近は高気圧に覆われやすかった。このため、旬平均気温は北・東・西日本でかなり高かった。旬平均気温平年差は、北日本で+3.7℃、西日本で+2.9℃となり、1946年の統計開始以降、7月中旬として北日本では1955年と並んで1位タイ、西日本では1位の高温となった。一方、沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすかった時期もあったが、台風通過後に周辺で海面水温が低下した影響を受けた時期もあったため、旬平均気温は平年並だった。

旬平均気温は、北日本、東日本、西日本ではかなり高かった。沖縄・奄美では平年並だった。

旬降水量は、北日本日本海側ではかなり多かった。北日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。東日本日本海側、西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本太平洋側では少なかった。

旬間日照時間は、東日本日本海側、西日本日本海側、西日本太平洋側では多かった。北日本日本海側ではかなり少なかった。北日本太平洋側では少なかった。東日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。

下旬

旬の前半は梅雨前線が東北地方から北陸地方付近に停滞し、旬の後半も北日本や北陸地方は低気圧や前線の影響を受けやすく、記録的な大雨となった所があった。一方、東日本太平洋側から沖縄・奄美を中心に高気圧に覆われやすかった。このため、旬降水量は北・東日本日本海側と北日本太平洋側で多かった一方、西日本太平洋側ではかなり少なく、西日本日本海側と沖縄・奄美では少なかった。旬間日照時間は、北日本太平洋側で少なかった一方、西日本日本海側と西日本太平洋側ではかなり多く、東日本太平洋側と沖縄・奄美では多かった。旬平均気温は、偏西風が西日本付近で平年より北側を流れ、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。関東甲信地方、東海地方、四国地方、九州北部地方では酷暑日となった所があった。西日本では旬平均気温平年差が+2.5℃となり、1946年の統計開始以降、7月下旬として1位の高温となった。北日本では下旬の前半は暖かい空気に覆われたが、後半は冷涼な空気の影響を受けた。

旬平均気温は、東日本、西日本ではかなり高かった。沖縄・奄美では高かった。北日本では平年並だった。

旬降水量は、北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本日本海側では多かった。西日本太平洋側ではかなり少なかった。西日本日本海側、沖縄・奄美では少なかった。東日本太平洋側では平年並だった。

旬間日照時間は、西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり多かった。東日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。北日本太平洋側では少なかった。北日本日本海側、東日本日本海側では平年並だった。

※ 下旬の循環場の図は翌月数日経ってから掲載します。掲載までお待ちください。

循環場

500hPa高度場等の特徴

偏西風は日本付近で北に蛇行し、平年より北側を流れた。500hPa高度は日本付近で平年より高かった。このため、北・東・西日本を中心に暖かい空気に覆われやすかった。海面気圧は、中国東北区付近で平年より低い一方、千島近海で平年より高く、北日本は低気圧や梅雨前線、高気圧を回る暖かく湿った空気の影響を受けやすかった時期があった。また、西日本や沖縄・奄美を中心に平年より高く、東・西日本と沖縄・奄美では高気圧に覆われやすかった。

月別値で作成した図を表示しています。 (※2、翌月はじめに暫定版として作成・掲載している日別値の図はこちら 翌月はじめに暫定的に日別値で作成した図で、月末までのデータを含まない事があります。6日頃に月別値で作成した図を掲載します。(月別値の図は掲載後にこちらで確認できます)
2026年7月平均500hPa高度・偏差の分布(単位:m) 2026年7月平均850hPa気温・偏差の分布(単位:℃)
2026年7月平均海面気圧・偏差の分布(単位:hPa) 2026年7月平均外向き長波放射量の偏差の分布(単位:W/m2
外向き長波放射量(OLR)の図は翌月数日経ってから作成しています。
※ 米国海洋大気庁(NOAA)が作成する外向き長波放射量(OLR)のデータが欠損により利用できない場合には、OLR偏差図は描画されません。

資料





: 特に作成日の言及がない図は、本資料を掲載した月初時点に作成したものです。

※1 : リンク先の図表類は、平年値更新時などに再作成されることがあります。リンク先にある平年値期間などの記述をご確認ください。

※2 : こちらに掲載しているものと同じ図を表示しています。平年値が変わった場合などには図を再作成することがあるため、解説内容と齟齬が生じることもあります。

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