2026年2月の天候
2026年3月2日 掲載
2026年2月の特徴
* 気温は、北・東・西日本でかなり高かった
暖かい空気が流れ込みやすい時期があったため、気温は北・東・西日本でかなり高かった。北日本では1946年の統計開始以降で1位の高温となった。
* 降水量は沖縄・奄美でかなり少なかった
低気圧の影響を受けにくかったため、降水量は沖縄・奄美でかなり少なかった。
* 日照時間は、北・東・西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった
冬型の気圧配置が長続きせず、高気圧に覆われやすかったため、日照時間は北・東・西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。
* 降雪量は、北日本日本海側でかなり少なかった
冬型の気圧配置が長続きしなかったため、北日本日本海側でかなり少なかった。
概況
低気圧と高気圧が周期的に日本付近を通過し、冬型の気圧配置が長続きせず、移動性の高気圧に覆われる時期もあった。このため、日照時間は北・東・西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。一方、上旬には日本付近は一時的に強い冬型の気圧配置となって強い寒気が南下したため、東・西日本日本海側を中心に記録的な大雪となり、太平洋側でも大雪となった所があった。また、下旬のはじめまでは全般に低気圧や前線の影響を受けにくく、日本海側では冬型の気圧配置が長続きしなかったため、広く降水量の少ない状態が続いたが、下旬の中頃以降に低気圧や前線の影響で北・東日本太平洋側と西日本を中心にまとまった雨が降った。このため、月降水量は、沖縄・奄美でかなり少なく、東日本日本海側で少なかったものの、北・西日本日本海側と北・東・西日本太平洋側では平年並だった。月降雪量は、北日本日本海側でかなり少なく、東日本日本海側で少なかった。暖かい空気に覆われたことや、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすかった時期があったため、月平均気温は北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。北日本では平年差+2.4℃と、1946年の統計開始以降で1位の高温となった。下旬には、東・西日本と沖縄・奄美で、夏日を観測した地点もあった。
降水量は、沖縄・奄美ではかなり少なかった。東日本日本海側では少なかった。北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側では平年並だった。
日照時間は、北日本日本海側、東日本日本海側、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。北日本太平洋側、東日本太平洋側では平年並だった。
降雪量は、東日本太平洋側、西日本太平洋側では多かった。北日本日本海側、北日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本日本海側では少なかった。西日本日本海側では平年並だった。
気温、降水量、日照時間等の気候統計値
| 平均気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布 | 地域平均平年差、地域平均平年比の1位の値の更新状況 |
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* 平均気温の高い記録を更新した地域北日本、北海道地方、東北地方
* 平均気温の低い記録を更新した地域なし * 降水量の多い記録を更新した地域なし * 降水量の少ない記録を更新した地域なし * 日照時間の多い記録を更新した地域なし * 日照時間の少ない記録を更新した地域なし * 降雪量の多い記録を更新した地域なし * 降雪量の少ない記録を更新した地域(九州以南と東・西日本の太平洋側の地域を除く)北日本太平洋側、東北地方、東北太平洋側、東北南部
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| 旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過 | 平均気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均) |
![]() この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1) |
この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1)
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旬別の天候経過
上旬
数日の周期で低気圧や気圧の谷が日本海から北海道付近を進んだあと冬型の気圧配置となった。高気圧が東シナ海から日本の南へ東進する時期もあった。8日頃は、日本付近は強い冬型の気圧配置となって強い寒気が南下したため、東・西日本日本海側を中心に記録的な大雪となり、太平洋側でも大雪となった所があった。旬平均気温は、上旬中頃に日本海を進む低気圧に向かって北日本中心に暖かい空気が流れ込んだ一方、上旬終わりには全国的に強い寒気の影響を受け、北日本で高く、沖縄・奄美で低かった。旬降水量は、低気圧や冬型の気圧配置の影響を受けやすかった北日本日本海側で多く、低気圧の影響を受けにくかった北・東・西日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。旬間日照時間は、低気圧の影響を受けにくく、高気圧に覆われた時期もあった東・西日本太平洋側で多かった。一方、低気圧や冬型の気圧配置の影響で、東日本日本海側では少なかった。
旬降水量は、北日本日本海側では多かった。北日本太平洋側、東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。東日本日本海側、西日本日本海側では平年並だった。
旬間日照時間は、東日本太平洋側、西日本太平洋側では多かった。東日本日本海側では少なかった。北日本日本海側、北日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。
中旬
冬型の気圧配置が長続きせず、低気圧や気圧の谷と高気圧が交互に日本付近を通過した。東日本以西は高気圧に覆われやすく、北日本太平洋側では低気圧の影響を受けにくかった。このため、旬降水量は東日本日本海側でかなり少なく、北・西日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。旬間日照時間は、東・西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり多く、北日本日本海側、北・東日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。また、寒気の影響が弱く、日本海から北海道付近を進む低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすかったため、旬平均気温は北日本でかなり高く、東・西日本と沖縄・奄美で高かった。
旬降水量は、東日本日本海側ではかなり少なかった。北日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。北日本日本海側、東日本太平洋側では平年並だった。
旬間日照時間は、東日本日本海側、西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり多かった。北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。
下旬
冬型の気圧配置となりにくく、旬のはじめは移動性高気圧が日本付近を覆った。このため、旬降水量は北・東日本日本海側で少なかった。一方、旬の中頃に北・東日本を沿海州の低気圧からのびる前線が通過し、その後は本州の南岸付近を低気圧や前線が周期的に通過した。低気圧や前線の影響を受けやすかったため、旬降水量は西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり多く、北・東日本太平洋側で多かった。25日はこの時期としてはまとまった雨となり、西日本太平洋側を中心に24時間降水量など、多くの地点で各降水量の2月としての1位の記録を更新した。また、旬間日照時間は北日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側で少なかった。旬のはじめは晴れた日も多く暖かい空気に覆われ、その後は低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込みやすかったため、旬平均気温は全国的にかなり高かった。北日本では平年差+4.4℃、東日本では同+5.1℃、西日本では同+4.4℃で、それぞれ1946年の統計開始以降で1位の高温となった。また、東・西日本と沖縄・奄美では、夏日を観測した地点もあった。
旬降水量は、西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり多かった。北日本太平洋側、東日本太平洋側では多かった。北日本日本海側、東日本日本海側では少なかった。沖縄・奄美では平年並だった。
旬間日照時間は、北日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本太平洋側では少なかった。北日本日本海側、東日本日本海側、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。
循環場
500hPa高度場等の特徴
寒帯前線ジェット気流が北日本付近で南に蛇行し、全国的に寒気の影響を受けた時期もあったが、500hPa高度では日本付近で正偏差となり、上空の寒気の影響を受けにくかった。海面気圧は、アリューシャン低気圧とシベリア高気圧は弱かった。低気圧が日本海から北海道付近を通過しやすく、北日本中心に低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、北日本ほど高温傾向となった。また、冬型の気圧配置は長続きせず、東・西日本と沖縄・奄美は高気圧に覆われやすかった。
| 月別値で作成した図を表示しています。 (※2、翌月はじめに暫定版として作成・掲載している日別値の図はこちら) 翌月はじめに暫定的に日別値で作成した図で、月末までのデータを含まない事があります。6日頃に月別値で作成した図を掲載します。(月別値の図は掲載後にこちらで確認できます) | |
| 2026年2月平均500hPa高度・偏差の分布(単位:m) | 2026年2月平均850hPa気温・偏差の分布(単位:℃) |
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| 2026年2月平均海面気圧・偏差の分布(単位:hPa) | 2026年2月平均外向き長波放射量の偏差の分布(単位:W/m2) |
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外向き長波放射量(OLR)の図は翌月数日経ってから作成しています。 |
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| ※ 米国海洋大気庁(NOAA)が作成する外向き長波放射量(OLR)のデータが欠損により利用できない場合には、OLR偏差図は描画されません。 | |
資料
※ : 特に作成日の言及がない図は、本資料を掲載した月初時点に作成したものです。
※1 : リンク先の図表類は、平年値更新時などに再作成されることがあります。リンク先にある平年値期間などの記述をご確認ください。
※2 : こちらに掲載しているものと同じ図を表示しています。平年値が変わった場合などには図を再作成することがあるため、解説内容と齟齬が生じることもあります。



この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限り





