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海面水温・海流(日本海)

平成29年11月10日発表 (次回発表予定  11月20日)
日本海海洋気象センター

診断(2017年11月上旬)

  • 海面水温は、日本海中部では平年より高い状態が続いており、かなり高い海域もみられます。
  • 対馬暖流の勢力は、平年よりかなり強くなっています。

日本海の海面水温平年差分布図および深さ100mの水温分布図(11月9日)
日本海の海面水温平年差分布図(左)および深さ100mの水温分布図(右)(11月9日)

左図は海面水温の平年値(1981〜2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

右図は深さ100mの水温分布図に10℃の平年の位置を赤線で重ね合わせて示しています。 10℃の平年の位置は、1982~2010年の29年間の旬別平均値から算出したものです。 図中の記号は顕著な暖水域および顕著な冷水域を示しています。

左図の海面水温平年差および右図の水温は速報値です。日本海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

海面水温

日本海中部では、下層の暖水の影響で、海面水温が平年より高い状態が続いており、特に朝鮮半島東方と東経134度付近では平年よりかなり高い海域もみられます。

北海道西方では、海面水温が平年より低い海域が拡大しました。

山陰沖では、海面水温が平年より低い海域が引き続きみられます。

海面水温の今後の見通し

日本海の海面水温は向こう1か月、日本海北部・中部では平年並か平年より高く、北海道西方では平年並か平年より低いでしょう。

日本海南部では平年並か平年より低いでしょう。

海流の実況

2017年11月上旬の日本海の海流の実況は、表のとおりです。

表:日本海の海流の実況
項目 実況
対馬暖流の勢力 平年よりかなり強い
朝鮮半島東方(図中A)、隠岐の北(図中B)、津軽沖(図中F)及び檜山沖(図中G)では暖水域の面積が平年より大きいため、対馬暖流の勢力は平年よりかなり強くなっている
顕著な暖水・冷水 朝鮮半島東方の北緯38度、東経130度付近では、暖水域がみられる(図中A)
隠岐の北の北緯38度、東経133度付近では、暖水域がみられる(図中B)
若狭湾沖の北緯37度、東経134度付近では、冷水域がみられる(図中C)
能登の北西の北緯39.5度、東経134度付近では、暖水域がみられる(図中D)
秋田沖の北緯39.5度、東経137.5度付近では、暖水域がみられる(図中E)
津軽沖の北緯41度、東経139.5度付近では、暖水域がみられる(図中F)
檜山沖の北緯42.5度、東経139度付近では、暖水域がみられる(図中G)
日本海の海流 対馬暖流は、山陰沖西部を北東に流れ、隠岐付近から北北西に流れ、北緯38度、東経132度付近から東北東に流れている
能登の北西の北緯39度、東経135度付近から東に流れ、東経136度付近から北に流れ、北緯40.5度付近から東に流れ、東経138度付近から南南東に向きを変え、秋田沖の北緯39度、東経139度付近から北に流れ、北緯41.5度付近で東に流れて、津軽海峡に達している
若狭湾沖には反時計回りの流れが、能登の北西及び檜山沖には時計回りの流れがそれぞれみられる

対馬暖流の勢力の今後の見通し

対馬暖流の勢力は向こう1か月、平年よりかなり強いでしょう。


海面水温の診断にあたって

  • 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

対馬暖流の勢力について

  • 対馬暖流の勢力は、日本海における深さ100mの水温が10℃以上の海域の面積によって定義しています。1982〜2010年の29年間に出現した対馬暖流の勢力の指標の上位1/3以上を「平年より強い」、下位1/3以下を「平年より弱い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり強い(弱い)」としています。

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