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海面水温・海流(日本海)

平成29年9月20日発表 (次回発表予定  9月29日)
日本海海洋気象センター

診断(2017年9月中旬)

  • 海面水温は、佐渡沖から山陰沖ではおおむね平年並の状態が続いています。檜山・津軽沖では海面水温が平年より高い海域がみられます。
  • 対馬暖流の勢力は、平年よりかなり強くなっています。

日本海の海面水温平年差分布図および深さ100mの水温分布図(9月19日)
日本海の海面水温平年差分布図(左)および深さ100mの水温分布図(右)(9月19日)

左図は海面水温の平年値(1981〜2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

右図は深さ100mの水温分布図に10℃の平年の位置を赤線で重ね合わせて示しています。 10℃の平年の位置は、1982~2010年の29年間の旬別平均値から算出したものです。 図中の記号は顕著な暖水域および顕著な冷水域を示しています。

左図の海面水温平年差および右図の水温は速報値です。日本海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

海面水温

佐渡沖から山陰沖では、海面水温がおおむね平年並の状態が続いています。檜山・津軽沖では、下層の暖水の影響により海面水温が平年より高い海域がみられます。

北海道西方では、海面水温が平年より1℃以上低い海域がみられます。朝鮮半島東方では、海面水温が平年よりかなり高い海域がみられます。

海面水温の今後の見通し

日本海の海面水温は向こう1か月、平年並か平年より高いでしょう。北海道西方は平年並か平年より低いでしょう。

海流の実況

2017年9月中旬の日本海の海流の実況は、表のとおりです。

表:日本海の海流の実況
項目 実況
対馬暖流の勢力 平年よりかなり強い
朝鮮半島東方(図中A)、隠岐の北(図中B)と檜山・津軽沖(図中C)では暖水域の面積が平年より大きいため、対馬暖流の勢力は平年よりかなり強くなっている
顕著な暖水・冷水 朝鮮半島東方の北緯37.5度、東経130.5度付近では、暖水域がみられる(図中A)
隠岐の北の北緯38度、東経133度付近では、暖水域がみられる(図中B)
檜山・津軽沖の北緯41度、東経138.5度付近では、暖水域がみられる(図中C)
日本海の海流 対馬暖流は、山陰沖西部を北東に流れ、隠岐付近から北に流れ、北緯38.5度、東経133度付近から東南東に流れている
能登半島の北の北緯38度、東経137度付近から北に流れ、佐渡沖の北緯39.5度付近から東に流れ、秋田沖の東経138.5度付近から北に向きを変え、檜山・津軽沖を時計回りに流れて、津軽海峡に達している
若狭湾沖には反時計回りの流れがみられる

対馬暖流の勢力の今後の見通し

対馬暖流の勢力は向こう1か月、平年よりかなり強いでしょう。


海面水温の診断にあたって

  • 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

対馬暖流の勢力について

  • 対馬暖流の勢力は、日本海における深さ100mの水温が10℃以上の海域の面積によって定義しています。1982〜2010年の29年間に出現した対馬暖流の勢力の指標の上位1/3以上を「平年より強い」、下位1/3以下を「平年より弱い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり強い(弱い)」としています。

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