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日本近海の海面水温(月概況)

平成31年3月20日発表 (次回発表予定  4月22日)
気象庁地球環境・海洋部

診断 (2019年2月)

  • 日本海北部では、海面水温が平年より低い海域がみられました(図中A)。
  • 日本海中部・南部では、海面水温が平年より高い海域がみられ、日本海南部では平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中B)。
  • 北海道東方から三陸沖の東経144度以東では、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中C)。
  • 釧路沖から三陸沖の東経144度以西では、海面水温が平年より低く、平年よりかなり低い海域もみられました(図中D)。
  • 房総沖、伊豆諸島近海、遠州灘から熊野灘では、海面水温が平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中E)。
  • 室戸岬沖から東海沖では、海面水温が平年より低い海域がみられました(図中F)。
  • 東シナ海北部、四国沖では、海面水温が平年よりかなり高い海域が拡大しました(図中G)。
  • 東シナ海南部、沖縄の東、沖縄の南では、海面水温が平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中H)。
  • 父島近海、南鳥島近海では、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中I)。

日本近海の月平均海面水温平年差分布図(2019年2月)
日本近海の月平均海面水温平年差分布図(2019年2月)

海面水温の平年値(1981〜2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

この図の海面水温平年差は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

日本近海の海面水温

日本海北部では、海面水温が平年より低い海域がみられました(図中A)。この海域では、上旬に平年より風が強く、寒気が強かったため、海面水温が平年より低い海域が拡大しました。

日本海中部・南部では、海面水温が平年より高い海域がみられ、日本海南部では平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中B)。これらの海域では、下旬に平年より風が弱く、寒気が弱かったため、海面水温が平年より低い海域は縮小し、日本海南部では、海面水温が平年よりかなり高い海域が拡大しました。

北海道東方から三陸沖の東経144度以東では、下層の暖水の影響で、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中C)。

釧路沖から三陸沖の東経144度以西では、親潮の影響や、上旬に平年より風が強かった影響により、海面水温が平年より低く、平年よりかなり低い海域もみられました(図中D)。

房総沖、伊豆諸島近海、遠州灘から熊野灘では、黒潮や黒潮からの暖水の影響で、海面水温が平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中E)。

室戸岬沖から東海沖では、黒潮大蛇行の影響により、海面水温が平年より低い海域がみられました(図中F)。

東シナ海北部、四国沖では、下旬に平年より風が弱く、寒気が弱かったため、海面水温が平年よりかなり高い海域が拡大しました(図中G)。

東シナ海南部、沖縄の東、沖縄の南では、海面水温が平年よりかなり高い海域が広くみられました(図中H)。これらの海域では、1月下旬に海面水温が平年よりかなり高く、加えて2月は月を通して平年より風が弱く、寒気が弱かったため、海面水温が平年よりかなり高い状態が続きました。このため、これらの海域では、海面水温の解析値のある1982年以降で2月としては最も高くなりました。

父島近海、南鳥島近海では、月を通して平年より風が弱く、寒気が弱かったため、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中I)。


海面水温の診断にあたって

  • 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

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