海徳海山[かいとくかいざん] Kaitoku Seamount
北緯 26°07.6′ 東経 141°06.1′ 水深 -95m (南東峰最浅部) |
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変色水 上空から 1984年3月17日 海上保安庁撮影 |
概要
1984(昭和59)年3月に北硫黄島北北西方洋上(26°07.3′N,141°06.1′E)で海底噴火があった。噴火地点付近の浅瀬は、海徳海山と命名された。なお、1543(天文12)年には北緯26°00′、東経140°46′付近で海底噴火が報告されていて海徳海山の活動とも考えられるが詳細は不明である。構成岩石のSiO2量は47.7~62.4wt.%である。噴火浅根とともに「北硫黄島付近海底火山」と呼ばれることもある。
噴火活動史
各火山について、地質学的な研究によってわかっている有史以降の火山活動を記載した。
「概要」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくはこちらを参照のこと。