須美寿島[すみすじま] Sumisujima(Smith Rocks)


北緯 31°26′23″ 東経 140°03′02″ 標高 136m (標高点・独自に計測)
須美寿島地図
須美寿島写真

須美寿島全景 西側海上から 2009年11月22日 海上保安庁撮影



概要

 青ヶ島南方約110kmにある高さ136mの孤立した岩礁で南北に長い。本島の北側には北西-南東を長軸とする直径10kmのカルデラ(最深部969m)があり、最大で35°の急斜面を有する。比高約200m、頂部水深795mの小さな中央火口丘がある。カルデラ東部、須美寿島北北東7kmにある白根(水深7.7m)と呼ばれる礁(複輝石ガラス質安山岩)は底径約2.5kmの円錐形の火山であり、カルデラ形成後に形成された外輪山の1つである。須美寿島(カンラン石玄武岩)はカルデラの南側にありカルデラから南北に延びる約5km(東西の広がり2km)の高まりの頂部である。大陸棚相当面の発達からカルデラの形成は少なくとも約2万年前より古い。噴出物のSiO2 量は49.4~71.9 wt.% である。



噴火活動史

 各火山について、地質学的な研究によってわかっている有史以降の火山活動を記載した。


「概要」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくは有史以降の火山活動についてを参照のこと。



噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報



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