伊豆東部火山群 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代 現象 活動経過・被害状況等
 1816~17(文化13)年 地震 1816年末~1817年初頭にかけて川奈付近で群発地震が発生。
 1870(明治3)年 地震 群発地震が2~3ヶ月継続(1868(明治元)年の可能性あり)。
 1930(昭和5)年 地震・地殻変動 2~5月。伊東市沖を震源域とする群発地震(有感地震は3,600回以上。伊東を中心とした海岸が最大約10cm隆起。(11月26日、伊豆半島北部を震源とする北伊豆地震(M7.3)が発生)
 1978~89(昭和53~平成元)年 地震 この期間に、計20回の群発地震活動。詳細は伊豆東部火山群の群発地震活動一覧表を参照。
▲1989(平成元)年 小規模:マグマ水蒸気噴火 6月30日から群発地震。7月13日伊東湾の手石海丘で海底噴火。(漂着軽石・スコリア)。手石海丘と命名。マグマ噴出量は0.00004 DRE km3。(VEI1)
 1991(平成3)年~2011(平成23)年 地震 この期間に、計26回の群発地震活動。詳細は伊豆東部火山群の群発地震活動一覧表を参照。
 2011(平成23)年 地震 3月。東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、大室山の北から北西及び東南東15km付近で地震活動が活発化。3月19日01:49 M4.4(震度3)。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくは有史以降の火山活動についてを参照のこと。



このページのトップへ