松代群発地震から50年を迎えました

 松代群発地震は1965年(昭和40年)8月に始まり、2015年で50年を迎えました。本サイトでは松代群発地震に関する資料や当時の状況について紹介します。

2015年8月3日 松代地震観測所・松代地震センター
松代群発地震の概要

 松代群発地震は1965年(昭和40年)8月3日に3回の体に感じない地震から始まりました。地震活動は次第に活発になり、翌年の1966年(昭和41年)4月17日には震度1以上の地震が1日に585回(うち震度4と震度5が各3回)観測されました。松代群発地震の最大マグニチュードは5.4、最大震度は5でした。一連の群発地震により、地すべり、地割れ、家屋の倒壊・損壊、湧水による農業被害などがありました。死者はでませんでしたが、度重なる地震により住民に多大な心理的不安をあたえました。松代群発地震は1966年をピークに地震活動は次第に沈静化していきますが、地震活動は現在でも続いています。

松代群発地震の震源分布推移

1965年8月から1967年5月までの松代群発地震の震央分布です。

月毎の活動の推移(GIFファイル2MBのアニメーション)



※震央の詳細位置がわかっている地震のみ地図に表示しています。
※震度は松代地震観測所で観測した値です。
※地図データは国土交通省国土政策局「国土数値情報(GMLデータ)」をもとに松代地震観測所が編集・加工しています。
※地図作成にはGMT (Generic Mapping Tool; Wessel, P. and W. H. F. Smith, New, improved version of Generic Mapping Tools released, EOS Trans. Amer. Geophys. U., Vol. 79 (47), pp. 579, 1998)を使用しています。