地震防災対策強化地域判定会会長会見

気象庁では、いつ発生してもおかしくない状態にある「東海地震」を予知すべく、東海地域の地震活動や地殻変動等の状況を監視しています。また、これらの状況を定期的に評価するため、地震防災対策強化地域判定会を毎月開催しています。 本資料は本日開催した判定会で評価した、主に前回(平成29年7月24日)以降の調査結果を取りまとめたものです。次回は9月25日を予定しています。
なお、下記調査結果は本日17時00分に「東海地震に関連する調査情報(定例)」として発表しています。

報道発表日

平成29年8月28日

概要

現在のところ、東海地震に結びつくとみられる特段の変化は観測していません。

本文

最近の東海地域とその周辺の地殻活動

現在のところ、東海地震に結びつくとみられる特段の変化は観測していません。

1.地震の観測状況
8月16日に愛知県のプレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)を観測しました。

2.地殻変動の観測状況
GNSS観測及び水準測量の結果では、御前崎の長期的な沈降傾向は継続しています。

3.地殻活動の評価
上記観測結果を総合的に判断すると、東海地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは今のところ得られていません。
以上のように、現在のところ、東海地震に結びつくとみられる特段の変化は観測していません。
なお、GNSS観測の結果によると「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」による余効変動が、小さくなりつつありますが東海地方においてもみられています。


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問い合わせ先

地震火山部地震予知情報課
電話:03-3212-8341(内線4576)

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