陸域の浅い地震
島根県の陸域または沿岸域の浅い場所で発生する地震
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島根県の陸域または沿岸域の浅い場所で発生する地震については、大きな被害を伴った顕著な地震として、1872年の浜田地震(M7.1±0.2)が挙げられます。この地震によって島根県内で、
死者551人、負傷者582人、全潰4,506棟、半壊6,072棟、焼失230棟、山崩れ6,567箇所のほか、道・橋・堤防にも被害がありました。また、海岸で海水の変動がありました。(参考:宇佐美龍夫・石井 寿・今村隆正・武村雅之・松浦律子:日本被害地震総覧599-2012)
内陸の活断層で発生する地震
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出典:文部科学省・気象庁「活断層の地震に備える(中国地方版)」
参考:地震調査研究推進本部の島根県の地震活動の特徴
:地震調査研究推進本部の主要活断層の長期評価一覧
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<注意!>
・想定した次の地震が起きない限り、年数経過とともに地震発生確率値は増加していきます。
・30年以内に地震が発生する確率が低いからといって、地震が起こらないと考えるのは誤りです。
兵庫県南部地震は確率0.02%~8%で発生しました。
・確率が高いものが先に起こると考えるのも間違いです。
・確率不明(Xランク)の断層は、地震発生確率が低いことを表しているわけではありません。
・長期評価を行なっていない中小規模の断層で発生する地震や、活断層が確認されていない場所でも
被害をもたらすような地震が起こることがあります。
海域活断層による地震
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内陸の活断層の他に、海域にも活断層が存在しており、これらが活動した場合も地震動や津波により被害を及ぼす可能性があります。
地震調査研究推進本部により、M7.0以上の地震を引き起こす可能性のある断層長さ20km程度以上の海域活断層について、対象とする海域ごとに「海域活断層の長期評価」が実施されています。
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→ 地震調査研究推進本部の日本海南西部の海域活断層の長期評価
