台長ごあいさつ


 釧路地方気象台のホームページをご覧いただきありがとうございます。台長の片山です。

 釧路地方気象台では十勝・釧路・根室地方を対象に、防災気象情報や地震・津波に関する情報の発表、アメダスや高層気象(ラジオゾンデ)、気象レーダー等の各種気象観測などの業務を担当しています。一部の業務については、帯広測候所と分担・協力しながら実施しています。

 道東地域の太平洋側に位置する当地方では、夏の間毎日のように発生する霧や、1月から2月頃にかけての春先に急発達しながら接近する低気圧の影響による暴風雪や大雪等、この地域特有の気象現象が数多く見られ、予報官の力量が大いに試される予報が難しい気象台の一つになっています。

 一方、地震については過去に何度も被害をもたらした十勝沖地震や釧路沖地震等、全国の中でも強い地震の発生が多い地域の一つです。また津波についても、チリ地震(1960年)や東北地方太平洋沖地震(2011年)では、釧路でも2mを超える最大波を観測しました。

 これらのように厳しい気象現象や、地震・津波被害にたびたび見舞われる地域にある気象台として、より精度(適中率)が高い天気予報や注意報・警報等の作成・発表、より地域密着型の地震現象や気候変動に関する各種情報をお届けできるよう、今後も努力していきます。


   令和7年4月
    釧路地方気象台長 片山 桂一(かたやま けいいち)

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