日向灘ではM7.6前後の規模の地震のほか、それよりひとまわり小さいM7.0~7.2程度の規模の地震が
発生することが知られています。日向灘周辺で発生するM7以上の地震の多くは、フィリピン海プレートと陸のプレートの
境界で発生するプレート間の地震です。この地域では、このようなM7程度の地震が十数年から数十年に一度の割合で
発生していますが、M8以上の巨大地震が発生したという記録はこれまでありません。
日向灘周辺で発生する地震では、周辺の沿岸各地に地震の揺れによる被害のほか、震源域が浅い場合には、
津波被害が生じることがあります。
1968年4月1日の地震(M7.5、1968年日向灘地震)では県内で最大震度5(宿毛市)を観測し、
津波についても最大全振幅で室戸岬124cm、土佐清水236cm、宿毛224cmを観測しました。
この地震により負傷者4人、家屋全壊1棟などの被害が生じました(被害は「日本被害地震総覧」による)。
日向灘で発生する地震について
日向灘を震源とする地震

震度分布図
(1968年日向灘地震)

過去に日向灘で発生した地震