台長からのメッセージ
県内の皆様
今般の大雨で与論島で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
11月上旬は気温が急激に下がり、朝や日暮れ時には少し肌寒さ・秋の深まりを感じさせるようになりました。
その一方で、与論島では11月8日~9日の間の24時間で600mm弱もの降水量を観測(当庁観測)、11月としては全国で初めてとなる特別警報を発表するような大雨となりました。与論島での11月1か月間の降水量の平年値(124.4mm)の5倍近い雨が24時間のうちに降ったことになります。
個人的には、2010年(平成22年)10月20日に奄美大島で24時間降水量が多いところで700mmを越える大雨・大きな災害となったことが強く印象に残っていますが、今回の大雨・特別警報発表は、それよりも遅い11月という点で、当方の印象を大きく塗り替える大雨事例でありました。
新たに気を引き締める思いで、引き続き当台職員とともに、県内の気象状況の監視・適切な情報発表に努めて参りたいと思います。
令和6年11月11日 鹿児島地方気象台長 植田 亨