台長からのメッセージ

鹿児島地方気象台長 植田

県内の皆様


奄美地方では6月23日ごろ、九州南部も7月17日ごろに梅雨明けしたと見られます。今年の梅雨は、鹿児島市付近では、週末になると雨が降っていろいろ考えていた予定がつぶれた方も多かったかと思いますが、梅雨が明けたあとは一転、連日熱中症警戒アラートが発表されるような厳しい暑さが続いています。九州南部では、まだしばらく高温の状態が続く予想となっており、引き続き暑さ対策・熱中症予防に努めるようにお願いいたします。


さて、当鹿児島地方気象台では、今年が桜島大正噴火から110年の節目を迎え、改めて桜島の大噴火への備えを皆さんに心がけていただきたいとの思いから、当台HPに大正噴火の経過や観測体制、火山防災情報等について解説・説明する特設ページを設置・公開しております。また8月26日の「火山防災の日」の翌々日にあたる8月28日に、鹿児島県と鹿児島大学地域防災教育研究センターとともに県民防災講演会「桜島大正噴火から110年、その時あなたはどう備える」を、カクイックス交流センター県民ホール(かごしま県民交流センター)で開催いたします。京都大学 中道教授、鹿児島大学 酒匂教授に、大正噴火のことや次の噴火に備えた調査研究について講演いただくほか、司会進行はフリーアナウンサーでNHK鹿児島 情報WAVEかごしまを担当される山下智子さんにお願いしています。参加は無料ですので、申し込みの上、奮ってのご参加をお待ちしています。



  令和6年7月26日   鹿児島地方気象台長 植田 亨