ラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴
エルニーニョ/ラニーニャ現象は日本の天候に様々な影響を及ぼします。ここでは、ラニーニャ現象発生時に現れた日本の天候の特徴を、季節毎(春、夏、秋、冬、梅雨の時期)にまとめました。
なお、天候の特徴を示す気象要素は、1958年~2012年(冬は1958/59年~2012/13年)の55年間の出現率が等しくなるよう「低い」「並」「高い」などの階級に区分しました。図の中で統計的に有意な傾向が見られる地域には赤い帯をかけ、有意な傾向が見られる階級は黒太枠で囲って示しています。また、トレンドが明瞭な気温についてはトレンドの影響を除去する処理をしています。詳細な調査方法については、下のリンクをご覧ください。
ここでは季節別の天候の特徴を示しますが、各月を中心とした3か月間の平均の特徴についてもこのすぐ下のリンクからご覧になれます。
ラニーニャ現象発生時の春(3〜5月)の天候の特徴 詳細版では、3月、4月、5月の各月を中心とした3か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。平均気温 | :なし。 |
降 水 量 | :なし。 |
日照時間 | :西日本で並か多い傾向。北日本太平洋側で少ない傾向。 |
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図1 ラニーニャ現象発生時の春(3〜5月)の天候の特徴(左上:気温、右上:降水量、下:日照時間) 統計期間1958年~2012年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
ラニーニャ現象発生時の夏(6〜8月)の天候の特徴 詳細版では、6月、7月、8月の各月を中心とした3か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。平均気温 | :なし。 |
降 水 量 | :沖縄・奄美で多い傾向。 |
日照時間 | :なし。 |
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図2 ラニーニャ現象発生時の夏(6〜8月)の天候の特徴(左上:気温、右上:降水量、下:日照時間) 統計期間1958年~2012年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
ラニーニャ現象発生時の秋(9〜11月)の天候の特徴 詳細版では、9月、10月、11月の各月を中心とした3か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。平均気温 | :なし。 |
降 水 量 | :なし。 |
日照時間 | :なし。 |
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図3 ラニーニャ現象発生時の秋(9〜11月)の天候の特徴(左上:気温、右上:降水量、下:日照時間) 統計期間1958年~2012年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
ラニーニャ現象発生時の冬(12〜2月)の天候の特徴 詳細版では、12月、1月、2月の各月を中心とした3か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。平均気温 | :なし。 |
降 水 量 | :なし。 |
日照時間 | :北日本太平洋側で並か多い傾向。 |
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図4 ラニーニャ現象発生時の冬(12〜2月)の天候の特徴(左上:気温、右上:降水量、下:日照時間) 統計期間1958/59年~2012/13年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
ラニーニャ現象発生時の梅雨の時期の天候の特徴
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。降 水 量 | :西日本太平洋側で多い傾向。 |
日照時間 | :なし。 |
梅雨入りの時期 | :なし。 |
梅雨明けの時期 | :なし。 |
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図5 ラニーニャ現象発生時の梅雨の時期の天候の特徴(左上:降水量、右上:日照時間) ラニーニャ現象発生時の梅雨入り・明けの時期(左下:梅雨入り、右下:梅雨明け) 統計期間1958年~2012年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |