エルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間(季節単位)


下表は、気象庁の定義による1949年以降のエルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間(季節単位)を示します。
気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温の 基準値との差の 5か月移動平均値が6か月以上続けて +0.5℃以上となった場合を「エルニーニョ現象」、−0.5℃以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。

※ 表の「季節数」は個々の現象の発生期間の長さを表し、「差の最大値(最小値)」はエルニーニョ監視海域の月平均海面水温の基準値との差のエルニーニョ現象発生期間中の最大値(ラニーニャ現象発生期間中の最小値)を表します。



エルニーニョ現象ラニーニャ現象
発生期間季節数差の最大値
(月平均)
発生期間季節数差の最小値
(月平均)
 1949年秋~1950/51年冬6-1.0
1951年夏~1951/52年冬3+1.7 
1953年春~1953年秋3+1.01954年春~1956年夏10-1.6
1957年春~1958年夏6+1.8 
1963年夏~1963/64年冬3+1.31964年春~1964/65年冬4-1.2
1965年春~1965/66年冬4+1.71967年夏~1968年春4-1.0
1968年秋~1969/70年冬6+1.21970年春~1971/72年冬8-1.5
1972年春~1973年春5+2.61973年夏~1974年春4-1.6
 1975年春~1976年春5-1.4
1976年夏~1977年春4+1.3 
1979年秋~1979/80年冬2+0.8 
1982年春~1983年秋7+3.21984年夏~1985年夏5-0.9
1986年秋~1987/88年冬6+1.81988年春~1989年春5-1.8
1991年春~1992年夏6+1.6 
1993年春~1993年秋3+1.31995年秋~1996年春3-1.2
1997年春~1998年夏6+3.61998年秋~1999年春3-1.2
 1999年夏~2000年春4-1.6
2002年春~2002/03年冬4+1.42007年夏~2008年春4-2.0
2009年夏~2010年春4+1.42010年夏~2011年春4-1.7
2014年春~2016年春9+3.12017年秋~2018年春3-1.3
2018年秋~2019年春3+1.12020年夏~2021年春4-1.3
 2021年秋~2022/23年冬6-1.3
2023年春~




下のグラフはエルニーニョ監視海域における海面水温の基準値との差(℃)を示したものです。折線は月平均値、滑らかな太線は5か月移動平均値を示し、正の値は基準値より高いことを示しています。エルニーニョ現象の発生期間は赤で、ラニーニャ現象の発生期間は青で、それぞれ陰影を施してあります。
エルニーニョ監視海域における海面水温の基準値との差の計算方法については、令和4年度季節予報研修テキストの第3.3節をご覧ください。


Nino.3におけるSSTの偏差時系列

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