デジタル波形データの収集状況について
観測機器の歴史
気象庁における強震波形のデジタル収録は、1988年の87型電磁式強震計による観測から始まり、その後、計測震度計と多機能型地震計に移行しています。
計測震度計については、90型計測震度計、93型計測震度計を経て、1997年4月から95型計測震度計、2007年12月から順次07型計測震度計へと更新しています。
多機能型地震計については、当初は通常の波形収集対象から除外していましたが、2002年10月から計測震度計と同じ収集基準により、20Hzサンプリングでデータ収集を開始しました。その後、2003年から2005年にかけて順次機器を更新したことで、2004年7月からは計測震度計と同じ100Hzサンプリングでの波形収集を行っています。
収集基準
強震波形データ(加速度波形データ)の収集基準は、以下のとおりです。
- 1996年10月~1997年3月 95型震度計による暫定波形収集
- 1997年4月~1999年3月 気象庁のいずれかの観測点で最大震度4以上を観測した地震について、震度3以上となった気象庁観測点
- 1999年4月~2004年12月 気象庁のいずれかの観測点で最大震度3以上を観測した地震について、震度3以上となった気象庁観測点
- 2005年1月~2013年3月 全国いずれかの観測点で最大震度3以上を観測した地震について、震度2以上となった気象庁観測点
- 2013年4月から 全国いずれかの観測点で最大震度3以上を観測した地震について、震度1以上となった気象庁観測点