地震防災対策強化地域判定会会長会見(定例)
報道発表日
平成13年6月25日
本文
第187回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者レクコメント
東海地域とその周辺の地震・地殻活動について
先月31日から今月上旬にかけて、静岡県中部のスラブ内で地震活動が活発化し6月1日のM4.8の地震をはじめM4以上の地震4回を観測しました。この活動は4月3日の静岡県中部の地震(M5.1)の余震域の南端で起こり、4月3日からの一連の地震活動と考えられます。その後地震活動は減衰し、現在は平常の状態に戻っています。
駿河湾及びその西岸域の地殻内の地震活動については、やや活動の低い状態が継続していましたが、最近は回復する傾向も認められます。
また東海地域の地殻変動には注目すべき特別な変化は観測されていません。
問い合わせ先
地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4576
関連資料
- 1.静岡県中部の地震活動[PDF形式:439KB]
- 2.固着域周辺の地震活動(フィリピン海スラブ内1997年以降)[PDF形式:74KB]
- 3.固着域周辺の地震活動(地殻内1997年以降)[PDF形式:66KB]
- 4.ひずみの観測結果[PDF形式:89KB]
- 5.東海・南関東地域の地震活動(2001年5月)[PDF形式:59KB]
- 6.東海・南関東地域の地震活動(2001年6月)[PDF形式:50KB]
[地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会では、気象庁のほか国土地理院、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人産業技術総合研究所の資料を用いて議論が行われています。また、気象庁の地震活動資料には、防災科学技術研究所や大学等関係機関のデータも使われています。]