地震防災対策強化地域判定会会長会見(定例)
報道発表日
平成12年8月1日
本文
第177回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者レクコメント
東海地域とその周辺の地震・地殻活動について
東海地域においては、地殻内および潜り込むスラブ内において目立つような地震活動はなく全般的に静かな状況が続いています。
駿河湾及びその西岸域の地震活動は、先月に引き続き回復の傾向が認められますが、全体としてはなお活動の低い状態が継続していると考えられます。
三宅島の火山活動、新島・神津島近海の地震活動等による僅かな量の体積歪変化が東海地域で観測されていますが、現時点では東海地域の地震・地殻活動に影響を与える可能性はありません
大地震が発生する前には、その周辺域で地震活動が低下することがあることが知られています。
現在東海地域で見られる地震活動の静穏化は、東海地震の前兆現象である可能性もあるため、気象庁では注意深く監視を行っています。
問い合わせ先
地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4576
関連資料
- 1.東海・南関東地域の地震活動(2000年6月)[PDF形式:51KB]
- 2.東海・南関東地域の地震活動(2000年7月)[PDF形式:66KB]
- 3.固着域周辺の地震活動(フィリピン海スラブ内1997年以降)[PDF形式:60KB]
- 4.ひずみの観測結果[PDF形式:90KB]
- 5.新島・神津島近海及び三宅島近海の地震活動[PDF形式:54KB]
- 6.体積歪計変化 日平均値(第3区)[PDF形式:45KB]
- 7.体積歪データに現れた変化の原因[PDF形式:39KB]
- 8.東海地震の想定断層面がすべりやすくなったか[PDF形式:43KB]
[地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会では、気象庁のほか国土地理院、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人産業技術総合研究所の資料を用いて議論が行われています。また、気象庁の地震活動資料には、防災科学技術研究所や大学等関係機関のデータも使われています。]