ウィンドプロファイラの仕組みと観測例
発射された電波は大気または降水粒子によって散乱され、再びウインドプロファイラのアンテナにもどってきます。 この時、大気の流れまたは降水粒子は風によって移動しているので、ドップラー効果によって受信波の周波数が少し変化します。
ウインドプロファイラは、受信した電波の周波数が、送信した電波の周波数からどれだけズレているかを検知し、 そのズレの大きさからビームを発射した方向に沿った風の速度を測ります。
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ウィンドプロファイラのメカニズム(仕組み) | ウィンドプロファイラのアンテナ |
ウィンドプロファイラで実際に観測された2003年6月8日の風向の鉛直断面図