この期間の主な異常気象・気象災害
| 異常気象の種類 | 地域 | 概況 |
1 | 多雨 | 大韓民国及びその周辺 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- 大韓民国では、大雨により10名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
- 大韓民国中部のテジョン(大田)では、16日〜17日の2日間降水量が230mmを超えた(7月の月降水量平年値:306.7mm)。
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2 | 高温 | 中国中部〜ベンガル湾周辺〜中央アジア南部 |
- 暖かい空気に覆われた。
- 中国中部では、先週に引き続き異常高温となった。
- 中国のホーナン(河南)省チェンチョウ(鄭州)では、17日、18日、19日、20日の日平均気温が約33℃(平年値:約28℃)で、16日の日最高気温が39℃を超えた。
- バングラデシュ南東部のコックスバザールでは、17日、22日の日平均気温が約30℃(平年値:約27℃)で、22日の日最高気温が33℃を超えた。
- ウズベキスタンのタシケントでは、20日、22日の日平均気温が約34℃(平年値:約28℃)で、22日の日最高気温が42℃に達した。
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3 | 悪天候 | ベトナム北東部 |
- ベトナム北東部では、悪天候により30名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
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4 | 多雨 | インドネシア東部 |
- インドネシア東部のビアクでは、16日〜19日の4日間降水量が230mmを超えた(7月の月降水量平年値:230.8mm)。
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5 | 大雨 | パキスタン |
- パキスタンでは、大雨により120名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会、パキスタン政府)。
- パキスタンのイスラマバード国際空港では、16日〜17日の2日間降水量が220mmを超えた(7月の月降水量平年値:294.8mm)。
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6 | 少雨 | トルコ〜ヨーロッパ西部 |
- 引き続き異常少雨となった。
- ギリシャ北部のテッサロニキ(マケドニア空港)では、22日までの30日間降水量がほとんどなかった(7月の月降水量平年値:27.5mm)。
- フランス北東部のストラスブールでは、22日までの30日間降水量が20mm未満だった(7月の月降水量平年値:71.9mm)。
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7 | 多雨 | 米国中東部〜北西部 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- 米国のミズーリ州カンザスシティ国際空港では、16日〜17日の2日間降水量が120mmを超えた(7月の月降水量平年値:113.5mm)。
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概況文では、世界で発生した主な異常気象(広い範囲での高温・低温、社会的に影響が大きい多雨・少雨など)や気象災害について記述しています。
概況文にない地点の異常気象については、異常高温・低温発生地点、異常多雨・少雨発生地点、異常天候地点リストをご覧ください。